明智紫苑

桃太郎を競馬っぽくする試み。

｢八王の乱｣の時代を生きた、魏の宗室の裔曹攄を軸に、人間関係に着目しながら、つらつらと脱線しつつ、西晉の崩壊過程を概観していきます。 ｢小説｣ではありませんが、｢八王の乱｣を概略…

紀元前１２２年。ひとりの男が自ら命を絶った。 男の名は淮南王 劉安。 漢の高祖劉邦の孫にあたり、後世に思想書「淮南子」を残した文人王である。その才は武帝の嫉視を招き、ついには謀…

昔ほど夢は覚えられていない。 断片的な夢の記憶、つまり夢のかけらを集めたものです。 夢見たのちに書くので誤字脱字あり。相当な間違いなければそのままにしています。

藤井聡太と大谷翔平とイクイノックスが１００メートル走をします。

〇全５話完結 司馬相如は漢の朝廷に仕え、「文に優れたるは司馬遷（史記の著者）、司馬相如」と並び称賛された文人だ。 最初、武官として景帝に仕えたが、詩文に興味のない皇帝に失望。他の…

Youtube「試験に出る三国志」の投稿者である「久保カズヤ」が綴る、三国志（だけじゃないかも）の短編小説集です。 解説動画で取り上げた人物の小説を、随時更新していくので是非と…

中国史にはいくつかカオスな時代はありますが、そもそも原点が凄まじくカオス。そう、それが春秋戦国時代！　約五百年にわたる分裂争乱の時代は、春秋五覇、諸子百家、戦国四君、始皇帝以外の…

獣医師って何してるの？ 何を勉強してるの？ どこで働いてるの？ ぶっちゃけ変人って本当？？ 飲み会の話のようなノリで、獣医師あるあるをおもしろおかしく紹介します。 日本に60…

　かつては世界帝国と呼ばれた唐王朝も国家としての寿命が尽きようとしていた。 　唐の首都・長安すら失陥した民衆反乱「黄巣の乱」は、歴史の表舞台に二人の男を出現させた。 　全身黒づ…

　加賀屋志穂、普通の中学二年生。だが父親が営む北海道の牧場へ引っ越した当日、志穂は愛馬クリスの考えていることがわかってしまう。ウマと会話できるなんてバレたら間違いなく変人扱い。そ…

『捜神記』（東晋・干宝）より

【女性攻め・男受け】の夫婦愛の話。 「卑しい商人上がり」 そう言われながら皇国の中でのし上がったククルシュ公爵家の女当主のシオは、幼いころにさらわれた婚約者・夕星（ゆうずつ）を…

　中国は南北朝時代の中頃。 　南朝にひとりの老将がいた。 　その名は周盤龍。 　六十七歳という高齢でありながら、迫り来る北朝の大軍にただ一騎で突入して勝利を収め、天下にその名を…

齢十三で父を亡くすも、 その痛みと苦しみを乗り越えて政界で立身した男、王莽。 しかし、腐敗した国家は清廉高潔の士を求めず、 王莽は政争に敗れて帝都を追われる。 失意の中、帝国を彷…

　死体を見ない日など無い、この世の地獄とさえ呼ばれた五胡十六国時代の冀州。 　死体漁りの盗人たちが偶然見つけた匣は、漢の時代にまでさかのぼる呪物であった……。 　三百年の時を越…

カクヨムで書いている歴史小説（3世紀の中国史もの）の題材（元ネタ）を紹介する場所です。 小説を読んで元ネタが気になった、元ネタも読んでみたいという読者を想定して書いています。

秦が強大な国家となる礎を作った男の物語です。

中国前漢時代、武帝の治世終盤に起きた事件《巫蠱の禍》の悲劇と、それを生き延び再生してゆく人々の物語です。 班固「漢書」を参考にしています。ほぼ実話ですが、一部文脈から想像で補い脚…

後漢末期、冀州清河の地に暮らす豪族崔氏のむすめは、丞相曹操の子息曹植とめぐりあい、やがて運命の転変を迎える。　　 『三国志』の英雄曹操の愛児にして、唐代以前最高の詩人と謳われる…

近況ノートとリンクした内容にもなってます。 重賞レースの考察だったり、競馬についてのコラム的なものだったり、企画として複勝転がしをしたり。 エンターテイメントでの競馬を発信してい…

【読みにくければ、縦読みも試していただければ幸いです、間違いは多く、時間をおいて推敲をかけます。】 中国の秦の滅亡から漢の成立の時代を主に描いています。

褒めていただくと恐縮します🙇、ただただ、評価していただいた方に感謝を…🙇。 中国の秦の勃興を主に描いています。 エッセイというか、歴史物語の断片として、どこでも好きなところ…

魏呉蜀三国を滅ぼし、ひとときは天下を統べさえした晋の国。しかし晋は胡族の侵略を受け南に逃亡。そして遂に、その地においても滅びんとしていた。南北朝時代の幕開けを、ライトに追います。…

【中田＆小柴 共同企画！】 集え、「アーサー王伝説」作品！　企画主が作品を読んで、感想を残す企画だよ！ （https://kakuyomu.jp/user_events/1681…

King Arthur → Emrys Wledig Merlin → Myrddin Gwalchmai → Gawain Kay → Ditto. Bedwyr → Bedi…

巨大化した深海魚アブラボウズが、港町の人を襲い始めた。この怪魚に挑むのは、「暴れ馬」と呼ばれ恐れられた競走馬「シルバーボート」であった。港町を舞台に、馬と魚による異種同士の対決が…

名著「六韜」など、後代になっても親しまれる軍書をしたためたとされ、太公望の名で知られる伝説の軍師、呂尚。 彼を姜子牙とし、魔獣や仙術、宝具や妖怪の類と共に描いた痛快絵巻として今…

僧名は「龍範」という、高野山の僧侶です。２００６年６月から２０１２年３月まで、中国に駐在しておりました。帰国後、「高野山教報」という、高野山真言宗の機関紙上で、「入唐見聞録」と題…

崇期さま主催【笑いのヒトキワ荘・第八回大会】とぅるーＩｎゼリー杯参加用書き下ろし作品です。 一部、実際に体験したエピソードを含むフィクションです。

正史「三國志」には裴松之先生が多種多様な書物からの記述を引き、異説を紹介しています。あわせてご自身のコメントも併記なさるのですが、これがまた雑音悪句、罵詈雑言。さぁ、裴松之先生の…

家康が現代にやってきた！しかし、お金がなく、生活できぬ！ならば、店をつくるといたそう。

　ある女の子との出逢いで運命が変わった女の子の恋愛と友情と日常と競馬のお話 女子高に通う全く競馬も知らず興味のなかった腐女子気質な高校2年生のヒロイン。 ローカルタレントをし…

　ざまぁ主人公はファンタジー小説だけでなく現実にも存在しているんですよ？ 　私達も彼らと一緒に夢を見てみませんか？

有史以来、世界のいたるところで、 幾つの国が光芒を放った。 そんな無数に存在する国の中で最強国はどこか？ 日本か、中国か、ヨーロッパか、ユーラシアか？ 知識と、サイコロに全て…

《コンプエースにてコミカライズ（読み切り）！》 《カドカワBOOKSより大幅改善した書籍版（第一部）が発売中！》 遠い遠い未来。けれど浄土は更に遠く、滅びは遥かに近い黄昏の時代…

おもに日本を舞台にした一話完結の伝奇集

あーこは、元競走馬で本当の名前を「ローレルアウェイク」と言います。 色々ありまして、今は私の所有馬となっています。 しかしながら、私にはもう１頭、やはり元競走馬・タマゴカケゴハン…

春秋戦国時代に実在した大盗賊、盗跖。諸子百家達はそれぞれの信念で盗跖を止めようと動きだすが…

とある軍馬が関ヶ原の合戦に挑む。たかが馬にしては、やたらと合戦に詳しく、敵方の武将についても詳しく知っている。そこには、その軍馬にまつわる因縁があり、逃れられぬ宿縁が史上最大の合…

　古代黄河文明のひとつ、殷王朝。 　三千年以上も前に滅亡したこの国の最後の王・子受（紂王）は残虐非道、その妃である妲己は夫を誑かしたとされ、両者は後世に暴君と悪女の代名詞となりま…

　三国時代を統一によって終わらせた晋（西晋）は、八王の乱と呼ばれる内紛で内部から腐り、異民族である匈奴によって滅ぼされた。 　そんな匈奴が漢王朝の正統後継を名乗って建国した漢（匈…

自作品↓を読んでくださってる方の中には https://kakuyomu.jp/works/16816927862973944090 用語が分からず、何のこと？って思う方もいら…

　承平四（九三四）年、香取の海湖畔。 　それはまことに小さな争いから端を発した。 　やがて坂東全土に広がる大きな戦禍は、後に日本史上最大の叛乱としてその名を残すこととなる。 　…

『ずいようだいがいし──ずいようだいえんし──』大唐帝国に先立つ隋を滅亡に追い込んだ煬帝を描いた明代小説をゆるっと翻訳していく予定です。▼は訳者の補足です。

　漢帝国の再興を成し遂げた光武帝・劉秀。 　そんな彼と天下を巡って対立した赤眉軍に皇帝として擁立されていた建世帝・劉盆子。 　まだ十代の少年で事実上の傀儡であった事から許された…

呉起は、呉子とも呼ばれ、孫子と並んで中国古代の兵法家として名高い。しかし、軍師といえば聞こえは良いが、呉起においては、誰も彼のように生きたいとは思わないであろう。生まれるのが早す…

戦国最強国家・秦の基礎を築いた男の最期