概要
後漢光武帝と対立した赤眉軍の建世帝。退位後の彼の後半生は…
漢帝国の再興を成し遂げた光武帝・劉秀。
そんな彼と天下を巡って対立した赤眉軍に皇帝として擁立されていた建世帝・劉盆子。
まだ十代の少年で事実上の傀儡であった事から許された劉盆子は、光武帝の庇護の下、後漢王朝の列侯(貴族)となりましたが、その後半生は史書の記述が少なく謎に包まれています。
そんな彼と天下を巡って対立した赤眉軍に皇帝として擁立されていた建世帝・劉盆子。
まだ十代の少年で事実上の傀儡であった事から許された劉盆子は、光武帝の庇護の下、後漢王朝の列侯(貴族)となりましたが、その後半生は史書の記述が少なく謎に包まれています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!知られざる劉氏の皇帝。知られざる結末。
王奔の失政から始まった民衆反乱、赤眉の乱。
新政権を追った後に、実は劉氏の皇帝が擁立されたことはあまり知られていない。
白羽の矢が立ったのは、牛の世話人でしかなかった少年、劉盆子。
一本の籤によって望まずして皇帝として選ばれた彼はやがて、光武帝劉秀にその政権を打倒され、命は助けられたもののやがて失明した。
これはその後の余話。
皇帝としてついに何もなしえることのできなかったかつての少年は、最後に何を成せたのか。
話自体はオリジナルのショートストーリーですが、そこに至るまでの事情を知っていると、味わい深い作品となるでしょう。
そうでなくても、光武帝の華々しい王業の裏側にこういう若者の波乱…続きを読む