概要
なんで私だけ——ウマ語がわかるの!?
加賀屋志穂、普通の中学二年生。だが父親が営む北海道の牧場へ引っ越した当日、志穂は愛馬クリスの考えていることがわかってしまう。ウマと会話できるなんてバレたら間違いなく変人扱い。それでも志穂は少しずつウマの魅力に惹かれていく。
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- ★★★ Excellent!!!女子中学生の視点から、競馬の世界の魅力を余すことなく描く!
中学生の加賀屋志穂は、娘を置き去りにして勝手に北海道で牧場を始めた父と4年ぶりに同居することに。都会暮らしから広大な大自然に囲まれての新生活、だが、そんな変化が気にならないほどの衝撃を志穂が襲う。牧場の馬が喋っている言葉が聞こえるのだ! さらに馬も志穂の言葉を理解している。こうして、馬と会話ができるという特異すぎる才能を持った志穂は馬たちの願いを叶えるために、そして競馬の世界に足を踏み入れる!
まず素晴らしいのは競走馬それぞれのドラマである。志穂が世話をする馬たちには順風満帆の馬など一頭もいない。そんな燻っていた馬たちが志穂との交流を経て自分の走る道を見つけ出していく過程が実に良い。ま…続きを読む