鬼灯 アマネ

高校二年生の美晴は、先生に恋をしている。二人には体の関係があり、一緒に住んでいるが、彼女は美晴を恋人だと認めていない。 先生と生徒、十八の歳の差、問題はいくつかあるが、それらは美…

赤い液体を飲む夢を見て目を覚ました八千花は、ミネラルウォーターを二杯飲んでも、学校で水を飲んでも満たされない。耐えられず、普段から人がほとんどこない廊下の端のトイレへ行く。 だが…

　私は自分に自信がない。周りに美人で華のある人が多過ぎるのもその理由の一つだが、一番大きな理由は小学生時代に同級生の男子から言われたあの言葉……。 　この世界がもし物語なら、私…

12月に始まるカクヨムコンテスト10。 コンテストというからには、受賞者の数も限りがあり、蹴落とし合いに近い面もある。 そんなコンテストに向けて、可能な限りの情報と対策を届けたい…

国王アンリ2世の戴冠式をひかえ、ランスの町は準備に忙しかった。美しい少女マリーにも、ある役割が与えられる。 ★☆★ 御礼 600 PV 達成しました（8/27）！ ★☆★ ★☆…

主に現代を舞台にしたショートショート（超短編小説）集です。無茶苦茶なオチもありますが、笑ってもらえるものを頑張って書いていくのでよろしくお願いします。毎日更新予定。なおTwitt…

孕む

「迷子か？　お前、家がどこにあるかわかるか？」 「お、お前！？　わらわは花魁でございまするよ！　もう少し敬意をお示しなさい！」 　何をとぼけているのだ……。 　とにかく自称、花…

カクヨムWeb小説短編賞（2023）中間選考通過！ 1,000字未満の小品です。 他サイトになりますが、2022年12月開催の第4回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」…

近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330665082610507 　「みえのゆ…

お姉ちゃんが大好き！ 優しくて 綺麗で 何でもできる憧れの人。 なのに 大学生になって遠くの街に行っちゃった······。 でも 今は夏休み。 東京のテーマパークに一緒に行く約…

※百合 平安時代、中宮に仕える藤式部は、同じ局の女房が夜も更けたというのに戻ってこないことに気を揉んでいた。雪が降り出し寒い夜の、紅く染まった彼女の頬と、私――藤式部の話。 歴…

大分県《おおいたけん》佐伯市《さいきし》に住む佐伯和真《さえきかずま》は幼稚園の時に別府駅《べっぷえき》にて女の子、椎名柚那《しいなゆずな》と出会う。その瞬間はここだけの出会いだ…

綺譚―― 面白い話、奇妙な話。 綺譚蒐集者《アンソロジスト》ルナ・ペルッツは他の何よりもそれが大好きだ。 戦後―― 人種根絶を目指した独裁政党スワスティカが崩壊、三つの国へと分…

二十年前に小笠原海溝九五〇〇メートル付近で、とある新種の生物が発見された。その生物は後に“クレイドル”と名付けられ、発見者の沖浦正嗣らは一躍有名人となる。 世界的な新発見から数…

昨日、太陽みたいにきらきらだったきみが死んだ。 "自分が肯定できないような自分を他人に肯定してもらおうするな"って言葉が鼓膜から離れない。

レモンサワーを巡る深夜の駅前でのお話。

帰りのバスで、隣同士。貴女はなんにも知らないままでいて欲しい。 ──────────── 【他掲載先　※敬称略】 ─ 【文学賞参加実績】 カクヨムWeb小説短編賞202…

深夜のコンビニ。お先真っ暗な女が二人。寄り添いながら生きている。 サナ：黒髪ショート。元警官。 マユ：ゆるふわ茶髪。元キャバ嬢。 © 2023 真野魚尾 ※本作は「小説家に…

放課後の図書室で仕事をしていた本荘紫織は、同じクラスの男子、江端から手紙を渡される。それはスマートフォンのメッセージアプリが全盛の今どきには珍しい『ラブレター』だったが、宛名は紫…

「あなたを好きになり過ぎてしまったから、いっそ私を拒絶してほしい」 そう言って自ら恋人から離れることを選んだ女。一年後、その理由や後悔と未練、そして見出した希望と感謝を綴った最後…

美しい叔母とは大きな窓ごしにしか対面できない。もう15年も。私が死んでからの15年。

「まほろば水族館へようこそ」 館長の鮫島は丁寧にお辞儀をした。 航平と湊は小学校最後の夏休みの思い出に、海沿いにある廃校を探検する。月明かりに照らされた廃校に忍び込むと信じられ…

私は学生の頃から作家になりたいと思っていましたが、大学生～社会人になってからしばらくは、日々に追われて全くものが書けなくなってしまっていました。 そんな私が、またものを書き始めた…

カクヨム甲子園創作合宿2023第2回テーマ「放課後」 その青さが愛おしい。 勉強のおともにぜひ。

※前提説明 　約1か月間の大盛況を見せたKAC2024、最終8回目（KAC20248）のお題はラストに因んで「終わり」とかかな～ウフフ。とか妄想していたら、まあ普通に外しましたよ…

　ある日、俺がいつもかけているメガネが変になった。メガネを通して人を見ると、謎の数字が表示されるようになったのだ。一体この数字は何を意味しているのだろう？

KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ 第8回お題 『めがね』 への投稿作品です。

毎日図書館通いをするピコは、ある日図書館の司書が気になり始めていた。 まるで一日同じ場所からミリも動く気配がないのだ。 彼女はいったい……。

子供の頃、虫眼鏡で蟻を焼いていた男が語ることは。 KAC2024第八回お題参加作品です。小学生の頃の担任が蟻を焼いてました。

かけると賢くなる眼鏡を開発した研究者の話。「あーあ」となれる、SFショートショートです。KAC2024、8作目。

毎年参加しているKAC。 睡眠時間を削ったり、栄養ドリンクを箱買いしたりして毎年臨んでいたのですが……今年は皆勤ならず！ 読むのも例年と比べたら控え目になりました。 そしてこれ…

高校二年生の吉田連は、小説投稿サイト『カクヨム』で、年上のユーザーのお眼鏡にかない、自らが書いた小説を多くの者に読まれていた。 そんなある日、KACという周年を記念した大会が開…

【KAC20248】お題：めがね お年頃は眼鏡に憧れる。けれどメガネの子はコンタクトに憧れるものですね。 アオハルものです。

幼稚園に迎えに行った帰り道。４歳の息子が立ち止まった。 誰もいないはずの山を指さして「くろいメガネのおじちゃんがいる」と言う——。 KAC20248 お題『めがね』

少年と老人は街から遠く離れた『嘆きの谷』という辺境の地にひっそりと暮らしていた。 『KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～』 第八回お題「め…

先日、メガネ作りに行った際の出来事

2024年、世界から色が消えた。 原因不明。すべてが白黒の世界だ。 年老いた音楽家アリアは、音楽で色彩の記憶を表現し、人々に希望を与える。 アリアの奏でるピアノは共感覚で色を感じ…

いつもは、仕事の時間。 だけど体調が悪く私は家路を急ぐ。 その時、近道で通ったいつもは通らない道。 そこで、見てしまう。 あの人と知らない女…… 急激に世界は色あせ私は、意識…

【KAC20247】色 （2024初稿）

「色」というお題だというのに、なぜだか「黒」だと勘違いした結果の「喪」です。

KAC20247 ｢色｣投稿作品です お花屋さんってちょっとした異空間ですよね。

KAC20256。『トリあえず』。 デスゲーム？からの……

【KAC2024参加作品】 サークルの先輩である空野先輩。 天真爛漫で人気者の彼女だが……後ろから抱きつきながら俺にそう話してくれた。

理想のトリ料理フルコースを考えようという、漫才風のテキストです。 ※KAC2024の六つ目のお題「トリあえず」に応えた掌編。

大人がおいしそうに飲んでいるビール。 そんなにおいしいものなのかと、子供ながらにいつか大人になったら飲んでみたいと思っていた。 二十歳の誕生日。 大人への一歩を踏み出した日、大人…

裕樹光と清瀬聖は、学校の帰り。 いきなり魔方陣が現れ、光に包まれる。 そしてやって来た、異世界。 その国で、剣術や魔法。 錬金術などを習う予定だった。 だがしかし…… 聖は違…

　小説投稿サイトのカクヨムで出会ったオレたちは共に支えあい、競いあってきた。 KAC2024 第6回お題『トリあえず』