五島七夫

あらすじの通り、本編は負けヒロインになりかけのお嬢と、お嬢のことが好きな俺君が織り成すラブコメディです。 お嬢の想いが成就すれば俺君の悲恋が確定し、俺君にチャンスがあるとするなら…続きを読む

「クソバカ高校演劇」と作者様は銘打たれていますが、それは事実半分、嘘半分です。 確かに序盤は軽妙な語り口調で始まり、所々軽快なギャグが入り、お粗末な内部事情が暴露されるといった切…続きを読む

いや、お前のせいで全てを失ったんだが！？　という突っ込みは置いておいて…… 表題の通り、所謂物語の中にしか存在しなそうなかわいい黒ギャル、林吾子がヒロインの本作。優しいっちゃ優し…続きを読む

毒舌な少女と真面目で優しい少年の筆談がメインに進んでいく物語。 いや、真面目な少年という割に突っ込みが鋭いですし、 毒舌少女もただ毒舌なだけではなく、年相応のかわいらしさがありメイ…続きを読む

一見すると習作のような印象を受けますが、それ以上にタイトルは深く話の本題と結びついています。一つのテーマがしっかりとある作品なので、習作ならいいか……と読まないのはもったいない一作…続きを読む

内容については面白いの一言。 昔ながらの民俗学的な懐かしい怪奇談に、SNSや令和ならではの社会情勢が加えられ、それが破綻せず見事に融合しています。 細かい点に関しては、他の方が…続きを読む

近現代風の文明の上に魔法が存在するファンタジー世界観で、 主人公のリーザロッテやそれを取り巻く少年少女たちの賢明さ、ひたむきさと裏腹に、軍靴の音が聞こえるシビアなストーリーが魅力的…続きを読む

喫茶店の中で進む7,000字の短編。 ある男が読者から見たら誰だかわからない相手に宛てる手紙に悩んでいるが、それを若い女性二人が手伝い（あるいは邪魔？）するという内容。 はっちゃ…続きを読む

所々、随所に光る小ネタが笑いを誘います、好きな人のお葬式なのに。 しかし、最後まで読むと唸りました。成程なぁと。 お葬式なんだから本来は哀しくて当たり前なのに、馬鹿馬鹿しくて、そ…続きを読む

舞台は山の中高校、多分長野です。男を誑かす狐のような先輩の足取りを追うべく、主人公の男子高校生が茜さす放課後の校舎を歩き回る本作。 主人公の青柳は、どこか達観しているというか、オ…続きを読む

マブラブだとか進撃の巨人だとかのように、追い詰められた人類が脅威に立ち向かう本作。相手は炬燵、本作の時間軸では２５０年前に敵となった存在。私たちが普段何気なく享受している安寧も、何…続きを読む

アンドロイドも電気羊の夢を見るし、竜がドラゴンカーセックスに目覚めるのもいたしかないのかもしれない。

戦後の日本の食卓は、西欧文化に席巻されました。現在でも食品の輸入のために、なんだかあれやこれやと騒がれたりしますが、この物語はフィクションなので安心して読めます。 ２０世紀半ば、勇…続きを読む

こういうの、何系って言えばいいのかよく分からないけど、面白いです。 エログロナンセンスなのかと思えば、伏線もしっかり張ってあったり、何やら深遠なテーマもありそうで、先が気になります…続きを読む

オカルト、ミステリー、ＳＦなどなど、様々な分野が高い次元で纏まっております。群像劇物としても良く出来ているし、登場人物の年齢層の高さから、ハードボイルドな味わいも楽しめます。あと、…続きを読む

なんだかイヤに軽い人物たちが、なんだか軽いノリで、なんだか結構えげつないことをする能力バトルもの。
なんだかこういったノリが好きな方は、きっと気に入るそんな作品です。

いくら天才でも、不眠不休で数日間働かされるなら、天才も不遇ですね…… とはいえでも、キャッチーでポップでスラスラ読めます。 オータムさんに負けずに頑張ってください。 むしろオータム…続きを読む

西部劇として王道の復讐モノ。 文章も読みやすく、実際の歴史に上手くファンタジー的な用語を入れ込むことで、独特の世界観が出来上がっている。個人的に唐人とか出してくるのがツボ。クーリー…続きを読む