毒舌な少女と真面目で優しい少年の筆談がメインに進んでいく物語。いや、真面目な少年という割に突っ込みが鋭いですし、毒舌少女もただ毒舌なだけではなく、年相応のかわいらしさがありメインの二人は好感が持てます。時折冗談のように出てくるおとぎ話のネタが、後々大きな伏線になっており、最後は文字通りにちくりと痛い様な気がしつつも、様々な可能性を感じる不思議な読後感が味わえます。思春期特有のむず痒さとか痛さとか、そういうのを思い出したい人などにおすすめです!