神社と巫女と生物構造学

超絶未来後の世界は一回滅んでいたので、
逆に今とあまり変わらない文明度になっていた。

「残念ながら、あなたの存在は永遠のものとなってしまいました――」

黒髪セミロング女子高生の巫女が手にしているのは、
『神器』と呼ばれる高度な機械装置である。
それは人類滅亡前に製造された、
超未来技術の玩具・工具・武器・兵器の総称である。
その機械は人間の体の中に新たな『生体構造』を作り、
人自身に『新機能』を与える。
『神器』は体に埋め込んで使うもので、接続に失敗すると『永遠のもの』となる。
すなわち死亡する。

『神器』を所有している組織は、
『神社』『地下室』『教会』『研究室』『寺院』『個人』
どんな人間でも神器さえ拾えば貴重な戦力だ！

個人間の通信が禁じられた世界で、掲示板によって行われる殺人…続きを読む