久々の企画です。
スマホユーザーが多いWeb小説では、スクロールするたびに展開するストーリーのスピード感と、目がスラスラと流れるテンポ感が大切になるわけですが、あえて今回は逆を行ってみたいなと思います。
スマホの小さな画面上で読まれることが多いWeb小説。
「Web小説では描写を簡潔に」とよく聞きます。
すべての反応が数値化され、方程式を立ててPDCAを重ね、『反応率』を成長させるWebならではの裏づけがある正しい命題だと思います。
暫定として。
しかしかつて、「人は携帯電話で高額なショッピングをしない」と言われていた時代がありました。これも当時にとっては、数字の裏づけから帰納的に導き出された正しい命題でもありました。
ところが今は違います。
なぜか?――それは母数となるユーザー数の裾野が広がり、階層を形成し、ニーズの多様化が進んできたからです。
眼前の数字を追う業界的な思い込みが、コンテンツないし品揃えを画一化し、自ら新しい成長可能性を削いでしまうというのは、世間でよくある、繰り返されてきた話でもあります。
いまやスマホのユーザーも爆発的に増え、ご高齢の方でさえ○ヅキルーペをかけながらキャッシュレス決済を利用する時代――
……と、こんな口上をここで素人が切っても仕方がないわけですけれど、【スマホを持つ腕が筋肉痛になりそうなほど重い恋愛小説】のご参加をお待ちしております。
そもそも人の心なんて多面的で重いもの。
単純化して無理に軽くするのは個に収まる心の否定なのかなとも。
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【一応の規約】
・お一人様、一作品まで。
・今回については転生、異世界、ファンタジー、ラブコメはご遠慮ください。
・本棚が壊れるほど重い恋愛要素が含まれていること。甘い、苦い、酸っぱい、辛い、しょっぱい……などの後味は問いません。
・情景や心理描写をついつい書きすぎてしまう方、純文学、大歓迎です。表現力向上のため学び合いましょう。
・耽美な百合、BLもお待ちしています。
・完結作品でお願いします。
・長編よりは短編のほうが読まれる可能性が高いかと思います。
・読み合い、★や応援を強制しません。かく言う私も「いったい何個にしたら失礼にあたらないんだろう? 正しい使い方はどんなだろう?」といつも迷うほうでして……。心のなかで「お互いに頑張ろうね」と祈りましょう。
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ちなみに企画者の痛い、いや重い恋愛小説はコチラ。
甲子園球児なみに心ゆくまで描写を素振りしてみました。
とはいえ、相変わらずスタンド応援です……。
『一夜』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890483893
軽量鉄骨のラックをトンカン組んで、皆さまのご参加をお待ちしております。
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「たまには重い恋愛で心を焦がしたい!【夏休みに読む恋愛小説の棚】」を選択してください。
このイベントの参加受付は終了しました。ありがとうございました。
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