★★★ Excellent!!!
奈月沙耶文学の原点にして代表作 魔女っ子★ゆきちゃん
けだし、奈月文学の特徴を考察するならば……、などという文章が書ければ良いのですが、私ごときに書けようはずもありません。
私に出来るのは、読書感想文を書く小学生よろしく、自分の思ったことを書くことしか出来ません。
本作は、奈月先生が高校生の当時書かれた小説に、加筆等を施した作品だそうです。高校生当時の文章をそのまま使ってある箇所も多いらしいです。
物語としては、スタートは学園コメディだったらしく(えっ?)、でも終わりを迎える頃には、ドロドロ恋愛群像劇の様相を呈しております。
私の個人的な好みで言えば、『甘々のラブコメ』が大好物なので、拒絶してもおかしくはなかったはずなのですが、カクヨムの中でも、かなり気に入った作品のひとつになっています。
なんでかな〜、と考えてみまして、ドロドロ恋愛に入る前に、複数のキャラクターに対して感情移入が出来たことが挙げられるのかなと存じます。
お気に入りのキャラクターは、船岡和美ちゃん、小暮綾香ちゃん、錦小路紗綾ちゃん、榊亜紀子さん。
男性キャラクターでは、村上達彦さんが一番好きで(えっ!)、あと宮前仁くん、志岐琢磨さんなどなど。本来、私は不良キャラは好きじゃないんだけれど、本作では何故か魅力的に見えました。みんな、悪いことしてないですからね。
宮前くんなんか、もうちょとケンカが強くてかっこよく描けただろうに、本作では三枚目な感じ★…
続きを読む