本作は私の実力不足により書いては頓挫してきましたが今回こそ……
『華が閃く』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654127250519
幕末、海の外からおしよせた時代の波動が日本列島をのみこんだ。
慶応四年戊辰八月二十三日(西暦一八六八年十月八日)。
会津盆地に戦雲があがる。
会津藩士の妻である河原あさ子は、家族とともに城をめざし屋敷をとびだした。
しかし、外にあった光景はすでに昨日までのものではなく、阿鼻叫喚の生き地獄にかわっていた。
それでもあさ子は突き進む。夫との約束を果たし、会津娘子の矜持を示すため。
これは時の荒波に埋もれた、ある会津娘子が命をかけてつらぬいた愛と義の物語――