「kac2020」を含む小説

　４年前、とある界隈で流れた予言があった。それは『四年後、最高のお祭りの日に拡散した種がＵターンして、その結果どんでん返しが起こる』と言うもの。時間が経つにつれて予言の話は風化し…

　ある日、いきなり仕事を失ったみちるは途方に暮れていた。すぐに再就職に向けて動くものの、そう簡単に新しい仕事に就けるはずもなく……。ストレス発散でバーでお酒を飲み過ぎ、彼女は記憶…

　千里は５年ぶりに故郷に戻ってきた１０歳の女の子。周りは知らない子ばかりで学校に馴染めない日々を送る。そんな中、住んでいる祖父の家を探検していた彼女は、不思議な女の子と出会うのだ…

　４年に一度、地元の神社で開催されるお祭り、通称『フクロウ祭り』。８年前、紘汰はそのお祭りの最中に不思議な女の子と出会う。２人はすぐに仲良くなり、再会を誓うのだった。 　女の子と…

　闇の魔女が世界支配を企む世界で、その企みに気付いた魔法生物が素質のある少女を魔法少女に育て魔女と戦っていた。戦況はほぼ互角だったものの、やがて魔女側が不利になってくると魔女も方…

本作のレイティング 性描写有り ６　お題『ズボンの折り返し』より 『マジカル♡くノ一❄魔女っ子☆ゆきちゃん。くノ一なのに男子校に潜入？　嫌な予感しかしない』 👧微エロース作品…

オヤジの葬式で露呈した不倫相手と隠し子の存在。そして話の流れでなぜか腹違いの妹といっしょに住むことになってしまった。 じゃあ、新しくできた妹を目一杯かわいがってやろうか。まわりを…

布団の魔力、とは随分と使い古された表現ではあるけども、言い得て妙だと思う。 やることはあるけれど急用ではない。 そんな日はどうしても布団の誘惑に負けてしまう。 どうして人類は…

ある日、ある橋の上で、落ち込んでいる一人の若者を見つけた。 曰く、「金を持っているか」と。 若者に導かれるまま未知の世界――パチンコ屋へと足を踏み入れたけれど、己を待っていた…

電波を拝借して『ラジオ体操』なるテレビ番組を見た。 骨を芯に据えた棒きれのような身体はとても動きづらそうだが、天性を活用する道筋を見出す能力は、やはりどの生物にも備え付けられた…

本屋を営む最中、あることに気づいた。 コーヒー豆の減りがやけに早い。 重い腰に鞭打って、やっとのことで買い出しに出掛ける。 本だったら、もっと身体が軽いのに。 道端で人間に…

転移装置におけるバグによって生み出された『真っ黒な本』。 それは転移装置使用時には一定の確率で起こり得るものだが、ある意味では人災とも呼べる。 だって本は持ち歩けるもの。 …

人類社会における『客』と『カミサマ』は同一のものである。 しかし宗教を解さぬ今、カミサマは存在しうるだろうか。 客とは己の存在意義を擁護するための、極めて自己満足的な妄想にす…

人類文化学を専攻する友人から「『人類らしさ』はこの本屋を訪ねれば分かる」と過分な評価を貰った。 『人類らしさ』って何だろう。 ――これは、とある廃屋で本屋を営む「蠅ｨ鬟溘＞陌…

妄想癖があるアラサーの高井ちとせは、子供の頃に死に別れた初恋の人、神代翔を忘れられずにいた。周囲の詮索を避けるため、翔の親友だった別所飛鳥と「恋人のフリ」を続けている。 「生前の…

ジュウシチネンゼミの幼虫が綴る、エッセイです。 ※KAC2020参加作品です。

加筆修正版です。 初版はこちら↓ 「ブルーローズの花言葉」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054894673008 あらすじ これ…

ＫＡＣ２０２２参加作 プロポーズを受けたフィアンセの様子がどうもおかしい。 どうやら職場の性悪女にちょっかいをかけられているとの情報が。 ここは一つびしっと決めますか。 ＫＡ…

『推し活』の有用性が科学的根拠をもとに立証された世界。 これは、とある女子高生の凡庸で、しかしひどく切実な悩みのお話。 『推し』と好き、優劣なんてあるのかな。 ＝＝＝＝＝＝＝…

傘を持って通学路を歩く。 みなさん一度は経験したことがあると思います。 これは、自分の傘と自分のものではない大きな傘を持って通学路を歩く少年の話です。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝ …