「SF(少し不思議) 短編」を含む小説

大阪環状線野田駅で眠さをこらえる女が飛び乗ったのは、土星の手前で止まる終電だった。一緒に乗り過ごした赤い髪のお姉さんと仲良くなり、地球へ帰る寝台列車に乗り込むと……。 自分を励…

《もしも、タイム・マシンがあったなら、あたしは七年前にいく。》 七年前、タイム・マシンを探して失踪してしまった叔母・はるちゃんと再開する話です。 *** 11月〜12月まで弄っ…

SFはつまらない？ その固定概念を捨てましょう。 短編SFが書けない？ 自己流ですが、書き方を教えます。

第一話は少し未来のお話なのですが、とはいえ近未来っていうとかっこよすぎるので、SF（少し不思議）みたいに略すのはどうかと思いつきました。ですが、略すとSM（すこし未来）になったの…

「緊張をほぐす時、人の頭をジャガイモだと思え」とはいいますが、実際の景色はなんだか狂気的。 ルビと本文が交差し、視覚と知覚が狂っていく様を読みながら追体験する、不条理SF。

　中学生男子の蓮（レン）は自分の気持が抑えられず、幼馴染に美鳥（ミドリ）に告白する。 　すると彼女はカエル化してしまった。 　同じ部活動の部長である潮汐（ウシオ）にカエル化した美…

ある日、「神様が認知症で地球の管理ができなくなったため、一旦すべてを引っ越しさせる」という内容の話が降って湧いた。何が起きるわけでもない、ごく普通の少女から見た、引っ越しの話。

　人類のほとんどが地球から飛び出してしばらく経ちました。この『しばらく』というのは僕たち道具の感性なので、人間のそれとは違うかもしれません。人間にしても相……何とか理……

小鞠と絢は夢の世界で恋人だった。そんなある日のこと、絢が小鞠の学校に転校してきて――。 勢いだけで書きました。よかったら読んでみてください。

主人公は幸薄い人生を歩んできた発明家。 オノレを追放した学会に復讐すべく、彼は長い年月をかけて「ある装置」の開発にいそしんできたのだが……その装置の完成は同時に悲劇の始まりを意味…

ロボットレストランってどういうのだろうなと考えていておもいついた小噺です

秘密で不思議な共同生活を始めた、 お寺育ちの深山くんと、保健室のひばり先生 今日は、二人で始める秘密の新生活のための食材を買いに、 隣町のスーパーに来ております。 地元の店だ…

有り得ない、有ってはいけない未来のお話。 何かあった未来の野球。 ゲームの結末は、本塁打が決める。

インターネットが普及し電子書籍も無くてはならなくなって来た今日この頃。 以前、美容室にて実際に言われた言葉を元に、あの時の気持ちを消化するべく書きました。

私のおじいちゃんは本来あるべき体重よりかなり重いのだという。なぜなら、「秘密」を溜め込み過ぎたから。 このままでは天国には行けないと診断されたおじいちゃんは、「秘密」をデトックス…

安藤えりかは、出口のなくなったダイソーでキレイなおねーさんの天戸ミクと出会う。 でも、突然始まったそんな少し不思議（SF）な体験は、やがて終わりを迎えて……。

真夏のある日、研究所へと現れたひとりの女性。 誰も解明できない謎の現象にさいなまれている彼女は、一縷の望みをかけてこの場所へとやって来ていた。 そんな彼女を出迎えたのは、風変わり…

三十歳を目前にした八島は、かつて抱いた俳優になる夢を諦めたかった。 八島には、夢を叶えられない理由があった。 けして誰にも言えない秘密だった。 彼の仕事と転職は、日本の運命を左右…

遙か未来、緩やかに死を迎えつつあった人類はついに出産システムを停止することを決断する。 最後に生まれたその女の子はアニーと名付けられた。

会社から東北出張を命じられた僕は、いつものようにスーパーカーゴこまちに乗った。