「書簡体小説」を含む小説

　これは一人の男が広島県三次市に単身赴任したときに記した手紙の全文である。男は一か月の三次市での生活を送る際に、かねてから愛読していた『稲生物怪録』の舞台である事を受けて、このよ…

「これは別れの手紙です。もうじき、こうして手紙を交わすことはできなくなるでしょう」 　手紙は物語る。それは、日本で生まれ育ったダンピールから、大学の先輩への手紙だった。 　ダンピ…

水彩画教室に通う真子は、紫陽花の絵に想いを込めて優子先生へ手紙を送る。 心温まる返事に、二人の絆は深まるはずだったが――その先には意外な真実が待ち受けていた。

もしも、誰かの残した手紙の最後の一行が、読めなかったら？ 言葉は、時間の波にのまれて消えていくのか。 それとも―― 旅人が見つけたのは、一冊の詩集と、ひとつの想いだった。

セオレクトゥスの反乱から30年。 首席判事ラグアティウスは“叛逆者“セオレクトゥスについての新たな証拠品を王に提出する。 その中には、“叛逆者の友”として処刑されたニトルス教会博…

１０歳のおませな女の子の初めてのお便り、書簡体小説です。 一緒に暮らしてたおばあちゃんが入院して、迎えに来てくれた叔父さんとはぎくしゃくしてて、知らない誰かと文通をする はじめ…

　【発行当時、二度の増刷が行われた珠玉の他撰集】　 　当作品は、架空の同人誌『玉紫 - 藤尾瑛臣綺譚集』の再録として書かれました。 　体裁も書籍を模しており、章節ごとの文量に…

　皆さんこんばんは「キメラフレイムの謎とき動画」を毎度ご愛顧いただいてありがとうございます。 　実はこの前の配信で、視聴者の皆様から怖い話を募って紹介した事があるのです。ただ………

これは翔琉と悠生の手紙のやり取り

【カクヨムWeb小説短編賞2023落選作品】 　ことりが高校にあがってすぐに始めた「つれづれ」というSNSでは、近年他人を傷付ける言葉が多く見かけられた。そこで運営は従来の投稿…

「親愛なる姫君へ」 「親愛なるオイレへ」 帝都を訪れた執事オイレと、彼を送り出したレーヴェ皇女との手紙によるやり取り。 一話ほぼ1000字未満。十話でさっくり完結。

はじめて書いた恋文は、私の想いをうまく書ききれないような気がして……。 だから私は、この想いを伝えにあなたの元へと向かいます。

１０歳のおませな女の子の初めてのお便り、書簡体小説です。 一緒に暮らしてたおばあちゃんが入院して、迎えに来てくれた叔父さんとはぎくしゃくしてて、知らない誰かと文通をする

書くことをやめないでください。 突然、こんなメッセージを送られて、先生はびっくりしていることと思います。私も、びっくりしているんです。こんな風に誰かに宛てて文章を書いたのなんて、…

主人公「私」は何らかの手違いで、1600年の尾張にタイムスリップしてしまった！！1600年？？そんな、戦国の世で彷徨う私に短い一通の手紙が。送り主にはなんと松平9代当主徳川家康の…

b and ♭ Ball and Flat 異なる文化や言語がぼくと彼を隔てませんように。第三回偽物川小説大賞参加作品です。 引用：「春に」谷川俊太郎

『わたし』は、母へ返事を綴る。

ある小説家と探偵の手紙を極秘に入手した。その手紙に書いてあったことは… 超超超不定期のまたまた不定期

姉が恋愛結婚をしたために、姉の代わりに政略結婚をすることになった手鞠は、婚約者と親しくなろうと、せっせと手紙を送り続ける。 大正書簡恋愛物語。

作者の明晰夢体験をもとに書かれた(ほとんどエッセイに近い)。主人公が見た夢の報告と議論からなる。目くるめく論争に明け暮れるうち、主人公は奇妙な運命に巻き込まれていく。