「雪と夜」を含む小説

第１回は麒麟先生、第２回は季何先生。 なんとも豪華な選者先生に心躍るコンテストです。 ご覧いただけるだけでもとてもうれしいことです。 ありがとうございます。

雪降りしきる夜、その白髪の老人――神様が、僕の夢の中でこう言った。 「君は選ばれし戦士である。ちたまを救え」 よくわかんないけど、どうやら僕は地球の危機を救う、救世主となってしま…

これはありふれた記録《リプレイ》。 雪の降る街。 レネゲイドを巡る暗闘の中。 ＦＨマーセナリーの少女と、壊れた探偵が出逢う話。

毎年、12月25日の夜に、アコーディオンを手に音楽を弾く初老の男性ジェイソンが街の広場に現れます。 その音色は物悲しく、寂しい雰囲気のものでした。 季節感が無くて申し訳あ…

その日、都内は大雪警報が出ていた。 家の外で、スーツを着た若い男女が口論しているようだ。女は傘を差しているが、男は傘を差しておらず、頭には雪が少し積もっていた。

　偶然の出会いのあなた。 　続く私の恋物語。 　私の恋、 　無事着地できるでしょうか？

15歳の白美雨（メイユイ）は四大名家・銀狼家の流れを組む、白家の一人娘。けれど両親を幼い頃に亡くし、この国で重要とされる「守護術」の試しの儀式すら参加できず、無能と虐げられてい…

約200字のクリスマスの詩。 曲にしてみました↓ https://youtube.com/shorts/532wXnQLs9E?si=qsmxtBmG2Iz0eXEF

雪の日に窓際で酒を飲む。

雪降る夜、高校生の碧海祥寿は黒いレインコートをまとう何者かに襲われた。 たまたま居合わせた仲間の助太刀で辛くも生き延びたものの、襲撃者に諦めた様子はない。 どうして自分が襲われ…

深く想い合う兄妹二人の時間を自由詩形態で紡ぐ1話完結のシリーズ 離れ離れになる日、互いのなすべきことを果たしたら、 また一緒に暮らそうと約束する。 幼い彼らの日々が詰まる亡き…

そばにいるよ。 いつでも君の。 君が落としても、ぼくが拾って持っているから。

満鶴（みつる）はどうしたらいいかわからなくなっていた。予想を超えた大雪が降り、家への道は雪に閉ざされているうえに、バスも運行中止だという。学校に戻るのもたいへん…。泣きたくなる満…

バレンタインデー前の雪の夜、同棲していた彼女の日奈（ひな）が、金髪のチャラい感じの男とコンビニ近くでキスしているのを見てしまったことで、振られた俺は、春、公園のベンチに座り、ビー…

孤独な雪の夜、帰り道で出会った小さな白い花。花は私に挨拶し、こう言ってくれたのだ。『かわいいわ。あなたはかわいい』 これは私の、ままならぬ自意識と依存心と、それらへのささやかな抵…

雪降る夜、一人暮らしの私の家を訪ねて来たのは、六年前の事故で喪った、愛しの人の姿だった。 レポートの息抜きに友人と「300文字ぴったりの百合」を題材に書きあった際に出来たもの…

雪の晩にさよがばあさまから聞いた雪女郎(雪女)の話は、有名なあの話とは少し違った展開をしていきます。

不思議な世界の波打ち際を、男の子は歩き続ける。 なぜなら、星の眩い灯りで満たされた星灯籠の街を見てみたいから。 だから、男の子は寂しさにも、雪にも、二枚貝にも、黒猫にも負けず真っ…

クリスマスの日。 それぞれがその日を過ごしていた。 クリぼっちだと嘆く男性、一人の少女、仲の良い姉妹のような二人、友に語りかける男性。 そしてあちこちを巡っている夫婦……。 …

　雪の降る夕刻前。 　天神聖治は帰宅の途についていた。 　そこに姉の弥生が迎えに来る。傘を持っていなかった弟を心配してのことだった。 　二人連れ添っての時に、聖治は弥生に提案する…