「鈍色」を含む小説

　今ではない時代、ここではない日本で、社会の生産に何ら寄与しない異能力者たちは、考えている振り、悩んでいる振りしかしないがために、行き詰まる。行き止まり、雁字搦めで行き着く先は、…

修理者の皮を被った殺し屋は排敵に奔走する。

蒸気と灰降る地下都市を舞台に、錬金術師の青年の葛藤と成長を描くスチームパンクファンタジー。 ＜あらすじ＞ 遙か昔──荒廃した地上を捨てた人類は、地下へとその生活の基盤を移した…

父を離したくない娘の話。 以前書いた『相合傘』（リンク↓）の別視点です。 https://kakuyomu.jp/works/16817330665657239580

春になればなるほど一つ一つ希望が無くなっていきます。 なので僕にとっては春は鈍色です。

　山口県萩市。かつて長州藩の本拠であったその地に存在している超戦力。それが〝萩市立地球防衛軍〟である。 　今回もKAC2024、即ちカクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ…

私は生まれ変わる。確かにそう決めた。 それなのに…。

比喩と擬人化に塗れた私好みの短歌5首です。 試験的に1首ずつ分けてみました。

　そしていま、彼の目の前には女がいる。 　寂しい肩をした、無口で静かな《女》だ。 *高校時代にはじめて書いた小説のひとつです。

美しい嘉乃と皇太子である清原王 二人は偶然、東宮御所の庭で出会って、恋に落ちた―― タイトルは「あまがけるうるわしのくに」と読みます。 和風ファンタジー×あまあまのラブストーリ…

宮子(みやこ）は３０歳の誕生日を迎えた。 「あーあ、１６歳に戻れたらなあ」とつぶやくと、 「その願い、叶えよう」というイケボが聞えてきて……！！ タイトル「天翔る美しの国」は「…

青春なんていう美しいものには、できなかったから。 鈍色の焦燥、灰色のジュブナイル、その先へ。

何もかも壊れた少し先の未来世界で。 クソデカ感情のようなものを抱いた少女たちのお話。 義体化TSした少女が、大切な人との向き合い方を考えてみるだけのお話。 「ハーメルン」「小…

きみに会ってから曇り空が好きになった。風変わりで世の中に絶望しているからこそ輝きたがったある友人の、愛していた世界のはなし

さらりと読める短編集です。 この中のどこかに、あなたがいるかもしれません。どこかにある恋模様をそっと覗き見してみるつもりでお読みください。

　世界をパニックに陥れた大疫災によって世界の人口が半分まで減ってしまった近未来、人類は３つの系統に分かれていました。 　ひとつは「世界のマジョリティ、俺たちこそ人類代表！」体内に…

本編『鈍色キャンディ。』のメイン又はスピンオフのカプにまつわる短編詰め合わせ。甘々からエロエロまでごちゃ混ぜ。※本編ネタバレも含みます。

どこかの街にソレはある。自我を見失った者達は、皆そこへ辿り着くらしい。私は導かれてしまった。必死に生きようと努力しましたが、きっとこういう運命だったのでしょう。