「透明 純文学」を含む小説

影の薄い僕はある日透明化した。 それは勉強中や授業中だったり、またデート中だったり、いつも突然だった。 原因が何なのか・・透明化できるのは僕だけなのか？　 そして、僕の姿が見え…

暴力事件を起こして部活動停止を喰らった大澤夏樹は、『青城祭で皆が消える』という怪文書を受け取る。 来たる文化祭当日、透明人間の狂祭の幕が開けた。

美術部で部長の「僕」だけが、部活のために毎日、誰もいない教室に足を運ぶ。ある日、ひとりで絵を描いている僕のもとに、同じクラスの女子、「篠田」がやって来て――。

【悲しいことがあったら、甘くておいしいケーキでお祝いしてあげる。私の目の前に置かれた、真っ赤ないちごのショートケーキ。いちごの天辺に、涙のような甘い透明なジェルが小さく一粒載って…

これは、「輝 晶故」（かがや しょうこ）という少女が奇病に苦しむ人生劇である。

無色透明になりたい人と有色生物になりたい宇宙人の話

「青色」地球は突如その色を失ってしまった。それから二十四年、青色が消えてから産まれた僕は今まで"青色"というものをこの目で見たことが無い。「見た事ないものが見たい」そんな好奇心…

自分の将来が歳を重ねるにつれて不安になってく十六歳、「近来 故生」（きんらい こい） は学校に行くための電車に乗ろうとしたらそこにあったのはいつも乗っている渋谷行きの電車では無く…

村上龍先生の初期小説と、「僕」が交錯するオマージュ小編。

※復刻改訂版です

余命三年と医者に告げられた十六歳、「海冥 綴」（かいめい つづる） 余命を言い渡された綴は、足元がおぼつかないまま歩いていたら、曲がり角で母親の様態が悪化したからと急いで銀星病院…

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

　「あなたにとって『言葉』とは何ですか」 　――これは、純粋な、透明な、描けるだけを描いた、物語。

人間は透明人間をみれない。 透明人間は人間をみれない。 透明人間は透明人間をみれない。 ゆえに彼は存在しない。 ※透明人間はどこにでも実在します。 ※ごった煮ショート×ショー…

風邪で会社を休んだ「僕」は、高校の頃の元カノの姿をテレビ越しに眺める。 あの頃にも風邪で学校を休んだことがあった。元カノとの記憶がよみがえってくる。 「小説家になろう」にも掲載…

ある女と刑事はカフェで出会ったことをきっかけに親しくなる。刑事は自分の娘を殺した犯人を憎んでいると言う。女はそんな彼に惚れていた。

目にしたものは何でも記憶できる天才少女ヨウ。そんな彼女はある日一部の記憶を失っていた。そこはかとなく漂う喪失感。でも、その正体はわからないままだった。 　そんな中ヨウが出…

あるきっかけから自殺願望がある吉乃。 過去の誤解を解きたい和彦。 そんな2人の爽やかで透明感のある高校2年生の夏の物語。

神はデザイナーである。キャンバスに青のインクを落とせば、人間の見上げる空は快晴になる。 神はアナリストである。人間を観測し、経験をもとに将来を予測する。 神は万能ではない。しかし…

科学の進歩で人間は皆、デバイスをつければ透明人間になれる時代がやってきた。 あなたの色も、自分の色にも興味無い。そんな主人公はある日、一人の男の子に出会い、世界の色を知っていく。