「近代ファンタジー 和風ファンタジー」を含む小説

強い情念は「離魂（かれだま）」となる。離魂は人や物に取り憑き、対象や周囲に対し危害を加えることがある。帝国では離魂に対処するため「修祓庁（しゅばつちょう）」が置かれ、「修祓師（…

約束を、誓いを契約を果たすため、時代を超えても、何度生まれ変わっても、私はあなたのもとへ。

「雪女」の血を引く八雲一族に生まれ落ちた、寒色の容貌と氷の治癒能力を持つ少女・八雲 紗雪。怪奇の異能を我が物にしようと企む父により、紗雪はずっと屋敷を出られずに過ごしてきた。 …

迷い子の少女、楪（ゆずりは）は東の一族の名門、東條家の次男坊に保護される。 東條頼次（とうじょうよりつぐ）は、東国を統べる一族でありながらも、異能の力を持たないがゆえに西国へと…

二十世紀初頭、東京。 『魔能』と呼ばれる異能力を持つ怪盗たちが跋扈する世界。 荒廃した二十二世紀末から、魔能を消し去るべく時空転移した遠藤透也は、「怪人ジューク」と名乗り賞金稼ぎ…

近代和風ファンタジー。幽世と現世を地続きに生きる少女の恋愛譚。 第8回角川文庫キャラクター小説大賞一次選考通過作の改稿版。小説家になろう様でも同一内容を分割して公開しています。

これは、軍都・東京の闇に潜む旧時代の異形を巡る、ある軍人達の戦いの記録である。 私達が知る歴史とは異なる道を歩んだ大正36年。 軍都・東京とその周辺を未曾有の大震災が襲う。 …

火あぶりに処されたのち、乙姫（泉鏡花『海神別荘』より）に気に入られ海の国に迎え入れられた死後のお七（井原西鶴『好色五人女』より）。そこで思わぬ人物と再会を果たすが……。

　祭りが近づく山奥の星降る町・石雪へ行商に出かけた神社育ちの登与は、実は天狗だという押しかけ女房と共に行方知れずになったと言い伝えられる刀鍛冶らしき男が現れては消える廃屋に滞在す…

はいから姉さんにカポエイラギャル、男装の美剣士に百合オタ忍者まで、個性派揃いの「烈士」たちが繰り広げる和洋折衷ファンタジー。前作の主役カップルも登場します。 【あらすじ】 トラ…

薬師の家系に生まれ、祖母亡きあとの医館を継いだ双子の兄妹、キラとサラ。 剽軽な兄と、生真面目な妹。性格と性別を除けば、二人はよく似ていた。 代々、男子が短命な家柄。医学を究めよう…

あやかしの、甘言に惑わされてはいけないよ。 耳を傾けてしまえば最後、あやかしの牙がむく――。 祓い屋、あやかし退治人――かつては様々な呼び名があったものが、討伐士（とうばつし）…

川の主が死んだの続編！？ 八百万の神々が集まる出雲の地へ、ヒトに化けた川風の鬼神と共に少女は旅立つ──

　出征していった兄の身代わりとして、金魚の婿をつとめる少女と、彼女の花嫁に仕える少年。 　ふたつの婚礼に翻弄されるほかないふたりは、海神の姫君として祀られる金魚をめぐり、海辺の街…