くにつほし九花烈伝〈レトロモダン活劇第二幕〉

真野魚尾

前作あらすじ

　高校生・献（けん）慈（じ）が転移して来たのは、大正時代の日本によく似たイムガイ国。神社の娘で剣術の達人・澪（みお）に助けられ、共に巡礼の旅に出る。遠く神宮への道すがら、元の世界へ戻る手がかりが見つかるのを願いながら。

　異国の烈士（冒険者）カミーユとライナーを一行に加え、目的地までの道半ばというところで悲劇は訪れる。澪（みお）の母を亡きものとした吸血鬼（ヴァンピール）・ヨハネスとの遭遇。献（けん）慈（じ）はあえなく命を奪われ、その魂は黄泉路へと落ちてゆくのであった。

　世界の裏側で転移者＝マレビトの真実を知った献（けん）慈（じ）は蘇（よみがえ）りを果たし、愛しい澪（みお）と現世で再会する。二人は苦楽を共にし、絆を深めた仲間たちの協力を得て、仇敵ヨハネスを見事に討ち果たすのだった。

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◆マレビト来たりてヘヴィメタる！〈鋼鉄レトロモダン活劇〉

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