概要
家出した雪女は、朴念仁に拾われて寵愛される!?
「雪女」の血を引く八雲一族に生まれ落ちた、寒色の容貌と氷の治癒能力を持つ少女・八雲 紗雪。怪奇の異能を我が物にしようと企む父により、紗雪はずっと屋敷を出られずに過ごしてきた。
十五の誕生日、紗雪は何らかの儀式に連行される途中で脱走する。追手に怯え隠れる彼女を見つけたのは木刀を佩いた強面の青年・三吉野 風雅。色恋沙汰に疎く、家が取り決めた結婚をも反故にして半放逐の身だった彼は、紗雪を一目見てかつてない感覚を覚えーー
風雅の元に身を寄せることとなってから、紗雪の運命は変わり始める。慣れない家事、やってきた新妻との対立、そして迫る八雲の陰謀……翻弄されながらも恋に焦がれる雪の少女と恋を知らなかった男は、融けずの縁を築く。
十五の誕生日、紗雪は何らかの儀式に連行される途中で脱走する。追手に怯え隠れる彼女を見つけたのは木刀を佩いた強面の青年・三吉野 風雅。色恋沙汰に疎く、家が取り決めた結婚をも反故にして半放逐の身だった彼は、紗雪を一目見てかつてない感覚を覚えーー
風雅の元に身を寄せることとなってから、紗雪の運命は変わり始める。慣れない家事、やってきた新妻との対立、そして迫る八雲の陰謀……翻弄されながらも恋に焦がれる雪の少女と恋を知らなかった男は、融けずの縁を築く。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!「お母様、十五になってしまいました……」
没落途上の家に産まれた白き娘・八雲 紗雪。
薄氷を張って即座に治癒してみせた様子を見られて以降、彼女は陽の差さない座敷牢に幽閉され、父・十蔵によって「実験」の対象となる。
「ついに、ククッ……! かの雪女が蘇る……!」
その目的は、古き怪異の力を手中に収めることだった。
脳裏に浮かぶのは母の警告、そして明確に迫る命の危機。
(このままじゃ私、死ぬ……?)
――否、まだ憧れは胸の中に残っている。
突然現れた着流し姿の木刀男・三吉野 風雅は気障な振る舞いで紗雪を救ったのだ。
風雅は視線を逃がしながら、告げた。
「その……試しに、俺の嫁になってくれ?」
「…………はぇ」
ということ…続きを読む