「西方」を含む小説

華奢な体で大剣を振り回す無表情な少女クレア。 西方に居を構える傭兵団長ザイン。 他愛のないやりとりで心の距離が縮まっていくお話。 今回も淡々とした文章です。 視点がクレアとザイ…

【コミカライズ版第2巻発売中】【毎日21時更新】 大陸西方の小国であるクラリス王国に、「王都のごくつぶし」と呼ばれる青年士官がいた。魔法全盛の時代にも関わらず、ほとんどの魔法を扱…

※ネタバレ注意 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 概略 異世界ガルパラウンドに君臨するフロレスタン王国第七王子の嫁取り…

「賢いヒロイン」中編コンテスト参加作 セルジュー王国は密かに崩壊の危機に瀕している。 後ろ盾を持たない若き王。 いまや王を凌ぐ勢力を得た権臣一族。 両者の激突は多くの無関係な人…

第一章 　エングロッザ王国の秘宝『五つの天星』をすべて掌握した新国王ヒューネリクの下で、その力を狙う北方大陸のロセリア連邦陸軍情報部のザハールとルカが暗躍していた。 　ヒューネリ…

「血を分けた実の妹に陰でこのような仕打ちをするような者など、私の皇妃として、将来の皇后として相応しいとは言えぬ！よって、今この場においてそなたとの婚約を破棄する！」 先ほどま…

西方世界の信仰をまとめる聖王庁。高度に組織化された部署は9つの課に分かれて、信仰の増進と異端の撲滅に邁進していた。 軍隊にはびこる奇病の究明を求めて、聖王庁に依頼を出した王子リカ…

2012年にサークル西方猫耳教会より刊行された片影別冊に掲載していただいた試論です。 ロード・ダンセイニとアルジャナン・ブラックウッドの自然賛美と文明批判をめぐるイメージを論じて…

殺戮少女と呼ばれた少女がいた。アリス。神の名の下に裁きを下し、殺し、西方の地を渡り歩く。 その正体は、正真正銘、神の遣いであった。 使命を以て、銃を持ち、その手で人を殺し続ける。…

◆伯爵家令嬢のアンジェリーナは冒険者『アンジェラ』として自由気ままに生きている。 彼女は前世の日本で、周りに気を使い人に合わせるばかりで自分のことを何ひとつ望みどおりに叶えられな…

　昭和２０年８月１４日、宮城事件に拠(よ)る軍部のクーデターは成功したが、マリアナ諸島、硫黄島、沖縄と東方の絶対防壁と満洲国(まんしゅうこく)、朝鮮半島の西方の拠り所の全て失った…

道重真宵(みちしげまよい)は、今年の夏から東京の高校生。 父親の仕事の都合で都内の学校に転校した彼女は、都会に憧れていたのもあって新しい高校生活を楽しみにしていた。 コミュニ…

堕天使シェムハザの降臨に端を発する終端戦争から千年余り。 東方連合と西方魔境の狭間に位置し、今なおその地下遺跡最深部にシェムハザの眠る絶対中立地ゲヘナ。 そのゲヘナで何の夢も希…

この世は中つ国と呼ばれ、色の名を冠した国々があった。北方に黒の国またの名を玄武国、南方に赤の国またの名を朱雀国、東方に青の国またの名を青龍国、西方に白の国またの名を白虎国という。…

　エルベ川河畔のフェアヒラント駅の近く、僕は艀乗り場へと急ぐ敗残兵と避難民の中に幼い妹と弟の手を引く幼馴染の彼女を見付けた。 　遠くの爆撃や砲撃で瞬く光と揺らめく炎を美しいと眺め…

　樫の森の妖精王サルヴァンの弟子レイヴンは、小人のボルトとともに、遠く離れた西方の山脈の調査を命じられた。古代王国の遺跡を探しだし、そこに眠る〈黄金の騎士〉の存在を確かめよ、とい…

東の魔女が死んだ。 あらゆるテクノロジーを生み出し、人類をどこまでも導くとされた、西方連盟と東方機構に跨っていたその魔女が。 ばね、歯車、蒸気機関、電池、自動車に人工知能、アン…

　皇国は隣国オルデアインに続き連邦王国との戦争状態に突入する。皇国国家騎士団黒騎士隊副隊長のマリオン・ウルフは上層部の命令でハンノーファーにある中原最大のトゥルーパー工房「ランツ…

1999年,7月。その日人類は、誰もが無力だった。 ノストラダムスの大予言通りにやって来た恐怖の大王。それ、から生み出された魔性らによって、全世界の67パーセントの領土と81パ…

ヌクヌク島で、ヌギヌギの疑問を西方地域の厄災先生【ググレ・グレゴール】がいろいろと教えてくれるそうです。