「裏返し」を含む小説

　杉藤千夏はツンデレ少女である。素直になれない性格の彼女は、好意を抱いている幼馴染に口うるさい言動を繰り返しては自己嫌悪に陥っていた。 　ある日、千夏は誤解から幼馴染に「裏切り者…

僕、坂月康太には小学生の頃からライバルだった女の子がいる。 左文字姫花、同じサ行だから隣の席になる事が多い女の子だ。 テストの度に点数を競い、そして負けて悔しがる。 負けた時の姫…

※書籍化します。GAノベル様より来年の2月15日頃発売予定です。書籍化にあたりタイトルが少し変わっています。元のタイトルは「廃公園のホームレス聖女〜辞職した元聖女は公園のベンチか…

良くない噂もあってクラスで浮いているダウナー系美少女・小杜妃華（こもりきっか）。 ミステリアスな雰囲気の彼女には、男を弄ぶという、良くない噂もある。 そんな彼女が、最近いろいろツ…

「健全なエロって何だ？」 幼少期、幼馴染から受けたイジメが原因で引きこもりになった主人公、平岡慶太は歌い手としてYouTuberとして活動をしていた。 そんなある時、幼馴染から…

「どうぞどうぞ」は「ちょうだい」の裏返しなのかもしれませんね。（心の汚れた大人の意見） ※少しだけ、作者の別作に関連しています。

江戸時代、夜な夜な本能寺に盗人が入るとのことで寝ずの番をつける事になった。涼水は自身の寝ずの番が回って来て不安を感じていた。なぜなら、最近、本能寺には亡霊が現れると奇怪な噂が流れ…

1.黒い靴下を裏返します 2.ガードレールの下に並べます これを繰り返し行って下さい。

何気ない「僕」の日常の一部。 「書く習慣」というアプリで、書いたものです。 1話目　お題→空模様 2話目　おだい→裏返し すごく前に書いたものですので、おかしな所あると思いま…

　酔った勢いで縁側にえんがわを置いた。まりちゃんがスーパーで買ってきたタイムセールの寿司詰めから一貫、パックの蓋を裏返し皿代わりにして。 　縁側のえんがわ。くだらなすぎて僕たちは…

ある時、魔王ワルヨイ・カラムは、世界最強であり勇者発祥の国でもあるシュゴール王国を襲撃し、その姫であるラームを誘拐した｡しかしそれがすべて間違いのはじまりだった…｡ 魔王とその配…

これは昔、作者ととある職場で一緒に働いていた『Kさん』から聞いた話をもとに若干の脚色を加えて書き上げた、半分以上実話の物語です。 犬が好きな方も、それほどでもない方も、どちらも楽…

何も無いモノは何も怖くない、人の幸福と不幸は裏返し

　ねむいなぁとか思って目を擦っていたら背中を押された。階段の上から。知らない誰かに。ふわぁっと飛んで、ぐにゃっと潰れて、それっきり。あんな悪意を、わたしは知らない。 　わたしを突…

『大嫌い大好き』 　恋は盲目とよく言うけれど。 　ほんとにその通りだと思う。 　 　そんなに私のことが嫌いでも、私はあなたを嫌いになれない。 　大嫌いになれたら、こんなにも…

　人間にそっくりなロボットが現実のものとなった未来。 　４月、新年度。人型ロボ・ミケランジェロ（以下ミケ）とそのマスター・青空ひまわりは、穂妻総合学園中等部に進級する。クラスでは…

主人公・高良敦には悩みがある。それは最近自分の周りをうろつく、斎田爽子の存在である。なにかとちょっかいをかけてくる彼女はすぐ手が出るのだが、それがマジで痛いのだ。 「せめて手加減…

主人公の純也は、喫茶店でウワサ話を耳にしたが、それから電車の中で一人の気分が悪くなった女性を助けた。彼女の弟は宗教団体に入信し、その後自殺を遂げる。純也は彼女が会社の部長と不倫を…