「蛇」を含む小説

夜鳴市には夜に出歩いてはいけないというルールがあった。 夜になるとどこからともなく黒い塊が現れて、人に取り憑くのだという。 そんな町には黒い塊――ケガレをはらう五つの家があった。…

七嗚（ななお）は、蛇神に仕える弱い付喪神。彼女の役割は本体である三味線の音色で蛇神を慰め、彼と肌を重ねること。――とある少女の身代わりとして。 今より少し昔の時代、神様と眷族のす…

化け者と呼ばれる、人に化ける事の出来る獣たちの出てくる時代ファンタジー小説です。 主人公は江戸に降りてすぐに、謎解き屋という変わった商売をする男に関わる事になります。

児童書をイメージした内容です。 けど、子ども以外の方でももちろん、楽しめる内容です。 猫と蛇は、本来は敵対関係ですが……行方は、どうなるのでしょう？ ほっこり、ほのぼの物語です…

アポカリプス・アポトーシス・ネグローシス　私たちだけの秘密の”暴露” 地上を遠くにした天上セカイ。紗那と伊織は、邪気の蛇に遭遇、驚きも冷めやらぬうちに、織姫の死に直面。紗那は織…

　カルト宗教の家庭に生まれた少女、天草まりあは、ある時儀式で両親の手により殺されてしまう。 　命を落としたまりあは、目を覚ますとりんごの木の下にいた。 　そこにいた白い蛇に「魔女…

ヴェリアス大陸――。 ここは海のように深く広い川がある大陸で、その川を挟んで四つの国がある。 その国々には人族、魔族、獣人族、エルフ族、ドワーフ族など多くの種族が分け隔てなく…

10月31日 山奥の別荘 人の顔をした大きなカボチャ ドクロのルームランプ 魔女のコスプレ 大学の友達５人 ハロウィンパーティ 「皆で楽しみだねって話してたのに」 部屋 血だ…

ある日、神が殺された。 以来、村には不死者が徘徊する。村人を襲う不死者の正体は？　その目的は？ 竜神の神殿の村レクシアに訪れたのは、吟遊詩人のケルウス。娼館のコルヌに助けられ、…

一度疑念を抱いてしまうと、なかなか払拭することはできない。

人間と妖が共存する町、千羽。 妖を討つ者〈退魔士〉でありながら人間を嫌う少女、羽生 有希はある日、妖の起こしたとされる事件に巻き込まれる。 人間と妖の正義の間で、少女はどの道を進…

夏の谷川は子供たちの天国だった。権蔵爺さんの孫たちも加わり、子供たちは水遊びに興じていた。気が付くと、権蔵爺さんの孫娘の姿がなかった。隆たちはいたるところを探した。しかし、行方は…

八岐大蛇を斬り殺した際使われた刀剣〈蛇之麁正（おろちのあらまさ）〉 その血を浴びた瀬織津姫。その裔は永遠に怪異と縁を切れない。唯一その因縁を切る方法――それは、蛇之麁正を見つけ出…

昔は家業が栄えていた獅子頭家の長男。彼には十五歳離れた姉がいた。彼女は、一度嫁いだが離婚して出戻ってきたのであった。

　目が覚めると中国だった。しかも三国志の時代に来てしまったらしい。 「アニイ！　でえじょうぶか？」 　ヒゲもじゃのイカツイオッサンが俺の顔をのぞきこんでくる。 　アンタ誰？ …

　ゴールデンウィーク明け初日、浜辺に熟れすぎた果実のようにドロドロに溶けた四人の遺体が流れ着いた。 　遺体から見つかった携帯電話には「蛇ノ目神社」「黄色い目をした女」という気にな…

　真昼の都心をその身で断ち割る鉄の蛇に、三年目の付き合いとなるスニーカーで包んだ右足を乗せた。 ------ 　ふと思い立ち、各駅停車の電車に揺られてみることにした女性の話。 　…

ホラー短編連作。私の話を聞いてくれるんですかい……男が語った不思議な話（小鳥箱）友人が行方不明になったんだ（御御蛇様）などちょっとゾクッとする短編集です。ちょっとずつ更新していく…