「花筏」を含む小説

桜が咲く季節。出会いと別れと、ちょっと特別な日常。 けれどそれは決してリセットされた訳では無い。円環は途切れることなく、また次の季節へ、来年へ繋いで行く。 散る花びらに想いを込め…

灯花（ともか）が元カノの美桜（みさくら）のSNSを巡回して十年が経つ。女子高の王子様的存在の美桜には盾となる彼女が必要で、編入生の灯花は都合が良かった。灯花は本心を隠しながらそれ…

男女の恋愛模様を、交互に歌を詠み合う形式で表現してみました。 重なり合っていた二人の想いは、やがてすれ違いを迎えて……「花筏（ はないかだ）」をテーマにした、切ない短歌デュエット…

花筏を散らす雨空

企画参加用です。淡雪さん、素敵な詩をありがとうございます。お題7です。

私の心は——

コロナ禍を舞台にした短編です。 淡雪様の自主企画、第６回　私の短歌で物語を綴って下さい に寄せて書きました。 https://kakuyomu.jp/user_events/16…

桜がどんどん咲いていて気持ちが良い季節。 こんな日は桜の木の下でお昼ご飯は如何でしょう。 優しい気持ちになれることがあるかもしれません。

名もなき花に囲まれた廃家。 家には少女と、『博士』と呼ばれる男がいた。 少女と博士の間には殆どの会話がない。寡黙な二人は、静かに暮らしていた。 そんな生活を送る、とある春の…

紫が美しい話。 恋愛週間ランキング　最高３０３位！　感謝！

橋の上からクマのぬいぐるみが落とされた。 それを見た瞬間に、花（はな）は川に花筏が浮かぶ橋に飛び込んでいた。 橋からぬいぐるみを落としたのは、ぬいぐるみ作家の凛（りん）という男…

運命の人だと感じた。 貴方だと思った。 君だと確信した。 貴方と幸せになりたい。 君となら幸せになれる。 貴方となら… 君とだから… 乗り越えていける。

輝沙（きさ）は進路指導の待ち時間に、いままで話したことのない雪音（ゆきね）に話しかけられる。 自分とは異なる派手なグループに所属している雪音が、自分と同じ悩みを持っていて―― 女…

フリーのシステムエンジニアである「わたし」は、派遣先の顧客とのあいだてトラブルを抱えている。気分転換に訪れた公園で「わたし」は不思議な男たちに出会った。男は「わたしたちは同じだ」…

ノンジャンルプロアマ不問バトル「ブンゲイファイトクラブ2」本戦に出場しました。 ふだん詩歌をたしなまないかたにも楽しんでいただけてとても嬉しいです。 けっこう「もっとよく知りたい…

「春」とは、その季節のみを名指すのではない。 ※即興小説トレーニングのバトル（お題：突然の凶器 　必須要素：じゃがいも）に初参加した時の作品を改稿増補したものです。

森林をめぐってサイバー戦争をするようになった未来の人類の物語。

一日分の出来事しか記憶しておけない少年。 その少年は名前も知らない不思議なお姉さんの元で暮らすことに。 ※完結はしていますが、たまに読み返して少し直したりしていま…

　桜が好きな少女――不動暁音は、散り際を見ることを嫌い、満開の時期を過ぎると並木道を避けるようになっていた。 　そんな彼女を気に掛ける剣耀流という少年は、強引に彼女を並木道へと連…