「絵の具 カクヨムオンリー」を含む小説

魔女のママからもらったカリルの自慢の魔法のパレット。クラスメイトの皆はうらやましがり、貸してほしいとせがむが、唯一、ミクだけは借りようとはせず、自分のパレットを使いたいと言う。 …

雨上がりで虹が架かる中を一人暗い表情で歩いていた虹村陽はナナという少女と出会う。陽を見て色を失っていると言うナナは陽に写生に付き合ってくれるように頼み、半ば強引に陽はナナの写生に…

1枚の写真を中心に変わった狭い世界の話。 拙い写真の中に1枚あった落書きされた写真は、3年前の思い出の渦中にあった。 これは僕が変わるための、たったそれだけのための物語

喫茶店を営む店主、八雲龍一は紅茶のカップを拭きながらカウンターの木目を眺めていた。 眼帯を巻いたスーツの女性、筋肉質の大男、全身絵の具だらけの画家。 社会に上手く馴染めない変わり…

左手で筆を握る。キャンバスの中で猫が鳴く。悲しみに囚われた男の描く絵を眺め、少女は問い掛けた。 「どうしてそんなにも蒼いの？」 答える前と、答えた後。その両方で男は蒼色の絵の…

高校一年生の佐渡英（サワタリ　アキラ）は幼い頃から、二人の幼馴染に愛されている。 「俺が生涯愛するのは、英、お前だけだよ」 「英と翔丞の関係が変わっても、英と俺の関係は変わ…

『ハチミツ色の絵の具に溺れたい』番外編 高校生になった茜谷まほろ。 新入生に向けた部活動紹介で、そっけない態度を見せた美術部の部長のことがやけに気になってしまう。 他の部活は…

太陽が二つあるような夏の日だった。 どこまでも青い空のキャンバスを、絵の具をこぼしたみたいにくっきりとした雲が悠然と泳いでいた。蝉の声が途切れることなく世界を包み込んでいる。一…

診断メーカーの「魂ト絵の具」（＠utiyosokikaku 様)の設定が素敵すぎて、小説を書いてみたくなってしまい、設定をお借りして書かせて頂きました。 アルトとエミリアが激動…

主人公・高峰竜太は、三日前に祖父・竜蔵を亡くしたばかり。遺品整理を頼まれた竜太は、ひょんなことから竜蔵が死後49日間の滞在を許された『中間霊域』へと迷い込む。そこで成仏できず、こ…