「終点 列車」を含む小説

１９８３年２月２７日・日曜日の未明。 ４０代の男１人と女２人が、福知山駅で出会った。 男性は、東京から普通列車を乗り継いで京都から出雲市行の山陰号に。 その男性の妻は、岡山から…

私は誰なのか。 ここは何処なのか。 なぜ列車の中にいるのか。 この列車は何処へ向かうのか。

学校をサボったいろははローカル線に乗車する。 終点までの１時間５分。私の隣に腰を下ろす乗客たちは、なぜか皆──涙を流して降車してゆく。

少女「タビ」はこの時間軸に別れを告げた。 終点の無い旅を続ける少女と 終点の無い時間を走る列車。 四季を愛し、時間に囚われた少女の廻季列車譚。 彼女は今日もいつかの季節を旅…

生きる目的や目標、守るべきものがなければ、人は簡単に腐りゆくもの。

何事もなく、同じ鉄路をゆく。 特に変哲のない日々を送る鉱山鉄道機関士は、鉱山労働者しか利用しない終点駅で、学生服を着た女の子を見つける。奇妙には思ったものの、彼女は毎日列車に乗り…

不思議なことに、電車に乗ってきた少女は、過去の自分であった。果たして目的を見失わずに、終点まで辿り着けるのか。

会社帰り、疲れていた俺はうっかり寝過ごしてしまう。 そうだ、いっそこのまま終点まで乗ってみるか。 着いた街にいたのは、夜の海岸に座り込む若い女性だった。 エブリスタにも投稿し…

列車で寝過ごしてしまった〈私〉は車掌の反対を押し切り、終点駅に降り着く。しかし町は異臭が漂い、汚物が放置され、暴力と性交ばかりの『醜悪の町』だった。町を囚人のように連れ回され、自…

昭和６３年。男の子になりたかった祥子は暴力団の抗争に巻き込まれ、瀕死の床で謎のドイツ美女ハーベルトに逢う。二人は異世界軍用列車トワイライト・エクリプスの乗務員（ソジャーナー）とな…

列車の中、不思議な世界で目覚めた女子高生のユキ。 列車と共に、その世界で出会う街に4人の同い年の少年少女の秘密と世界のルール。 ゆっくり、まったりとした世界にユキは惑わされてしま…

駅には色んな列車が来る、その中でも人気なのは、やはり「流行りの列車」だ

200年前、世界には四つのダンジョンが出現した。それに応えるように人々は危険な冒険へと自ら向かう、"宝"を手に入れるために。 　 基本週二更新です。

夏休み。 僕は、廃線になった幌倉鉄道に今も残る駅跡を訪れた。 炎天下、草ぼうぼうの荒れ地の中に当時のまま時が止まったかのように――だけど時の流れを物語るように、すっかり荒れ果てて…

遠く鳴る波の音に、鳥の鳴き声が混じり 水平線には、島が邪魔をする 寝ぼけていては何も見えない 目のまえの人すらも

気が付くと見知らぬ列車の中にいた一人の高校生。 乗客は自分の他におらず、どこに向かっているかもわからない。 そんな折、電車のアナウンスが流れ始めた。 「終点、終点。次の駅でお降り…

100文字小説です。期間限定のネタです。 ラストで少しハッとして、少ししんみりしていただければと思います。

飲み会帰りのほろ酔い気分で乗り込んだのは、動物達の特急列車だった。終点は「猫街」。電車を使って配達をしている犬の郵便局員の手伝いをしながら、僕は各駅停車の旅をする。

とある列車に乗車した少女と少女の記憶に眠る青年との物語。 列車は世界の悠遠（終点）を目指し、走り続ける。 登場人物 ・？？………物語の主人公。少女と会話する正体不明の男性。 ・…