「秋 子ども」を含む小説

　長年隅っこの席で、のほほんと過ごしていた営業所を、いわれのない噂を立てられたことで、ついに追い出されました（2023年秋の出来事）。 　転勤先でも席は隅っこ、後ろは壁でしたが、…

三題噺お題「子ども」「木枯らし」「祭りの後」で書いたネズミ親子達のギャグです。

中学3年生の佐藤奏は、音楽室でピアノを弾いている少女に出会う。でも彼女はほとんど学校に来ていないために誰も彼女のことを知らない。そんな時、奏は秋にある合唱コンクールの伴奏者を決め…

ただの石ではありません。テーマは『光』 子供って、どうして自由な心でいられるのだろう。とっくの昔に失ってしまったものを、子供を通して拾った気がします。

短歌の秋、テーマは『光』街灯の光の切なさを詠ってみました。

西東京、郊外にある秋島市の市営団地で生まれ育った、一将（かずまさ）、新矢（しんや）、雪光（ゆきみつ）の三人は、小さな頃からいつも一緒。勉強に困った時も、イジメにあった時も、そして…

雪が降り積もる朝、マキオの目に映るのはいつもと違う白い世界。学校へ向かう道すがら、足元の雪が語りかけるように「キュッ、キュッ」と音を立てる。シェパード犬のデラーラとの冒険や、優し…

文久３年の秋。 土方歳三の前に突然現れた子どもは、歳三を父上と呼んだ。たしかに、その顔は昔、歳三が愛した女とそっくりで──。 幕末の思想や経済、諸外国との関係。 少女の目から、…

砂漠化が加速する地域にて慎ましい日々を送る少女・ディアラは、経験した事の無い暑気にあてられ水を汲みに行く途中で倒れてしまう。そんな彼女に水を与えたのは、春と秋の年に二回、彼女たち…

スポーツ、勉強、なんでもできて人望も厚いイケメン天才高校生、水瀬秋晶（あき）。そんな彼が初めて挑戦することがあった。それは人を殺すこと。とある目的のために人殺しを画策するものの、…

コロナ禍の二〇二二年・秋。 才川夏未（さいかわなつみ）は七年間の編集プロダクション勤務を経て、十八年前の二〇〇四年にフリーランスの編集者兼ライターとして独立した。これまで、生活に…

　本当に不思議だ。何であんなに早く大人になりたがっていたのか。 　正直、今すぐにでも子どもに戻りたい。10歳以下だった頃に戻りたい。 　本当に不思議だ。何であんなに大人になりた…

二年前に小さな花屋を開いた「私」。 ある秋の日の昼間、私の店に訪れたのは、裁ちばさみを振りかざした幼稚園児の男の子。 彼は、強盗の真似事をして花を要求するが、その理由とは…？ か…

殺され遺棄された児童を見通す奇怪な千里眼を持つ老婆に興味をもった出雲青年は『千里眼の家』を訪れる。息子夫婦が運営するその家には、怪しい先客や刑事までも訪れる。だが、そんな居心地の…

みち花に初めてできた、男子の友達、雪村くん。 彼は綺麗な顔立ちの、やんちゃな男子で、いつも誰かと楽しそうに笑っている。 そんな人だから私とも仲良くなってくれたんだ。 そう思ってい…

山奥で子ども健康道場を開く「秋嶺山荘」に、今日も一縷の望みを託した親たちが病気や障碍を持った子どもを連れて来る。しかし山荘のオーナーには秘密の過去があった。それを探り強請る者、オ…

家内安全、夫夫円満。 木曜，土日祝日以外は更新です！ 李仁と湊音の夫夫な二人の2022年からの 記録。140字で。 過去作品もあります 創作BLです。 リヒミナ←と覚えてい…

記憶喪失の橙一はある事情をかかえて都会から離れて里山で暮らしている。秋休暇を使い訪れた叔母の息子夫婦の子どもから、「うるうのもり」という絵本の存在を知る。その中に登場する人物が近…

「あなた、一体どこのだれなの？」「さあ、誰だろうな」 加茂の社の娘・沙良は、八つで奥宮殿にあがった。沙良の母は、娘を自分と同じお役女官にと考えているようだが、人見知りの沙良は御所…

　母の死をきっかけに、雨宮秋乃は叔父に引き取られて移住した。その先で出会った友人たちと共に、彼は数年前に行方不明となったはずの子どもが、変わらない姿で空から降ってくるのを目撃する。