「日本ファンタジーノベル大賞」を含む小説

【日本ファンタジーノベル大賞一次通過作品】時は古代。いつの頃からか、鬼火の里には鬼の一族・怨羅が棲み着いた。人々は、作物を奪い生贄を差し出させる鬼の横暴に苦しんでいた。だがある時…

「毒か薬か、それは“選んだ者の覚悟”で決まる」――。母を救うため、薬房で謎の薬を飲み続ける少年・ゆき。依存、信頼、孤独、そして“選ぶという行為”の重み。静かに染み入る幻想と痛みの…

　かつて日本だけでも数十万人を虐殺した魔王がいた。 　その魔王を討伐してから数ヶ月の時が経った。勇者の鈴木と聖女のシャンテルは今までの反動からか怠惰な生活を送っていた。 　し…

一之瀬涼はある日目覚めたら全く知らない部屋で寝ていた。しかも女の体になっている。これはもしかしなくても異世界憑依というやつでは？　と思う一之瀬は自身の姿を鏡で見て絶句する。そこに…

一之瀬涼はある日目覚めたら全く知らない部屋で寝ていた。しかも女の体になっている。これはもしかしなくても異世界憑依というやつでは？　と思う一之瀬は自身の姿を鏡で見て絶句する。そこに…

『春』の地で拾われた少年・アオジは、はじめて自分の式神（しき）を作ることを許される。しかしアオジが産み出したのはふつうの姿の式神ではなかった。なんとも頼りない声の出せない式神で、…

【祝 900PV達成 お読みいただいた皆様、誠にありがとうございます！】 【祝 ♥️200個達成 お付け頂いた方々、誠にありがとうございます！】 窪原秀弘は、ある…

本作は、『セラピストたちの村』を日本ファンタジーノベル大賞用に改稿したものです。 結果は、一次通過。二次落選となりました。 前半部分を大きく改稿した事により、既存の作品と置き…

異世界転生？　違います。タイムトラベル。 主人公、牧野蜜（マキノミツ）は、ショ―パブで週末シンガーを務める十七歳。 公私ともに充実し、現世に何の不満もなかった自称『リア充さん』の…

人間のいなくなった密林の世界で、半鳥人（ハルピュイア）に育てられた人間の子供アレガは育ての親を女盗賊団に殺される。女盗賊団に唯一の男として所属することになったアレガは、不死鳥を探…

『真識人（ましきびと）』それは、生薬学をはじめとした自然療法を得意とする日本古来の民族。 自然に溶け込み、調和し、生きとし生ける者の生命力とその流れを感じ取る。そして彼らの手は、…

構想二十年の物語を完成させた青切は暇を持て余していた。 そこで、ふと、公募に出すことを思い立つ。 狙うは、「日本ファンタジーノベル大賞」。 職業作家になりたいわけでも、賞が欲しい…

古代エジプト新王国時代に実在した、魔術使いの王子。名はカエムワセト。かの有名な太陽の王ラムセス2世（オジマンディアス）の息子である。 心優しく、博識で、懐古趣味。そしてちょっと愚…

　佐藤優介は、その日大学デビューの大切な一日だった。母の形見のペンダントを首から下げて、人生初の居酒屋へ向かう。 　それが、魔法世界と関わるきっかけになるとも知らずに。

※本作は、日本ファンタジーノベル大賞に公募する前の作品です。応募用に大きく改稿したものは別にあります（タイトルは『新・砂漠の賢者』） 自分の身代りに溺死した兄を蘇らせる為、四年…

　世界には、秩序を守るための『システム』が存在する。『システム』に抵触した者は、過去を全て書き換えられ、その世界に初めから「いなかった」ことになり、別の世界へと飛ばされる決まりだ…

「わたしは此処よ。あなたは何処なの？」 幾世もの輪廻《りんね》を超えて、呼び合う２つの孤独な魂。 「ダガ、ソレデモ、僕ハ君ヲ殺スシカナイ……」 時空を超え、めぐり逢っては引き裂か…

　これを書いたのは一九九八年頃です。 フライング社という会社の四十周年記念誌で、二〇四七年の時点より企業の歴史、業績、日本の社会情勢を振り返るような流れで、物語を書きました。 だ…

妻を失った東吉は、山奥のあばら家に身を寄せ、酒に頼るさびれた生活をしていた。 そんなある日、東吉は「生きた人形」を拾う。 最初は恐ろしく思ったものの、失った妻と自分の子のように思…