「旅話」を含む小説

少女リメンバとふわふわ浮いた光の球、メモリアが人の心を"心査"して願いを叶えるために異世界風味の世界中を巡ります。話は重め。1話完結で各話15000文字くらいの短編です。たまにも…

　淀んだ熱の塊。形あるものに熱を与え、留め、アリの生よりも早く腐敗させる。 　星を滅ぼす怪物がいた。 　幾千幾万の英雄豪傑勇者も、王も奴隷も預言者も、怪物を殺すことはできない。 …

「私はね、先生になりたいんだ」 銀光に輝く濡れた長髪を揺らし、淡い紺色の眼でこちらを見下ろした人影はそう言葉を紡いでいた。 魔法と科学が交錯した世界で、先生になりたい化け物と人…

　薬屋りんの話、一話目です。 　中ノ村の長、次丸の許を訪れた旅の薬屋、りん。りんは次丸に、間もなく行われる収穫祭で商いをしたいと申し入れるのだが……。 　ファンタジーの心算で…

試される北の大地とか揶揄される北海道で、刀鍛治見習いのカナタは手稲山で喋る刀に助けられる。 本人（？）曰く包丁になりたいとのたまう妖刀だった。 カナタが師に命じられた全国各地の…

母国で中央省での役目を終えたトキは、天使から貰った寿命による長過ぎる余生をどうしていくか決めあぐねていた。そこに、国王補佐アルフレッドがこんな提案をしてきた———。 「この地図…

好きなことだけして生きていく。仕事も、義務も何もない。ただ好きなことだけを追求するそんな世界で少年は旅をする。自分の『好き』を見つけに。 人類が宇宙を統一し無数の土地と資源を…

双子のユンゲとフロイラインは、緑の魔女を探す旅を続けている機械仕立ての人形だ。 今回はオレンジが年中実る半島に向かうはずだったのだが、突然、フロイラインのわがままが発動。 「絶…

ある王国で開かれた饗宴に招かれた一人の男は、かつて訪れた地で目の当たりにした、魔訶不思議な光景の数々を王に語った。 それは事実か、或いは男の口から出まかせなのか。 どこかにあるよ…

大事な首飾りを取り返すため侍女として領主のもとで働いていたフィシュアが砂漠で出会ったのは少年テトと魔人シェラートという奇妙な組み合わせの二人だった。 彼らを助けたフィシュアに、魔…

どこに行くかもわからず、どこを行っているのかもわからない……そんな男女二人の旅の短い記録の積み重ねです。

決行当日に執筆すればいいものの、当日にどういうわけか執筆せずに後日執筆することに

旅人が訪れた国、それは技術がとても発展した国だった。 中でも一際目を引いたのは、人間のように動く機械——機械人間の存在だった。

　母が死に、リオとアリィの兄妹は滅びた世界にたった二人だけ残された。今後の身の振り方に悩んでいたリオは、母の部屋で父から送られてきた手紙を見つけた。滅びた世界で、新天地を求めて旅…

12年ぶりに同窓会のために帰省するアラサーの話 -- ss お題 今回は 北斗七星・中学校・脅え を使ってなにか制作します。

死にたがりがバンジージャンプする話 どんでん返しも何もない 普通の日帰り旅行 完結

夏の太陽が降り注ぐ街道を、ふらふらになりながら、男は歩いていた。 旅慣れぬうえに暑気にやられ、挙句の果てに、突然の雨に降られてしまう。 ちょうど差し掛かった峠道の先に見つけた、小…

　ユウエウタ王国の上空に突然現れた化物は、無敵の力を振るい、人々を襲う。少年騎士・アルベルトは、唯一生き残った王の一人娘・ジェンスエトを連れて、化物への抵抗手段を探る。 　ジェン…

私の名は、ナナシ。名前がないのでナナシと呼んでください。偏食で周りとは食事があいません。一面水たまりのような場所で旅をしています。相棒は、青い毛玉のような鳥のピヨ。書き方はその日…

ファンタジックな架空の世界の紀行小説です。 ひととき、ここではないどこかに貴方をお連れします。 一話完結式の短編集で、どの作品からでも読めます。 新作を思いついたら、追加するか…