概要
必ず探し出す、僕を殺せる人を
淀んだ熱の塊。形あるものに熱を与え、留め、アリの生よりも早く腐敗させる。
星を滅ぼす怪物がいた。
幾千幾万の英雄豪傑勇者も、王も奴隷も預言者も、怪物を殺すことはできない。
たったひとつの堕天。川に石を置く場所を定めるが如く、流れを留める神の杖。終わりに光を拝領し、ついに燃えることのなかった澱み。
「消えてくれ」と天地が願った。
「哀れ」と、一人が歩を進めた。
一人は女であり、女は『聖なる』を冠する。
女は杖を持ち、真っ直ぐと山を越えた。
醜く恐ろしい怪物を前に女は、杖の先を掲げ語りかける。
「これをあなたに。あなたの献身に光では軽すぎた。わたしの生よりずっと長い時で、どうか我らの願いを叶えることを」
怪物持つ心の臓より内を、杖の先が刺し貫く。杖は刃なき柄であり、されど槍
星を滅ぼす怪物がいた。
幾千幾万の英雄豪傑勇者も、王も奴隷も預言者も、怪物を殺すことはできない。
たったひとつの堕天。川に石を置く場所を定めるが如く、流れを留める神の杖。終わりに光を拝領し、ついに燃えることのなかった澱み。
「消えてくれ」と天地が願った。
「哀れ」と、一人が歩を進めた。
一人は女であり、女は『聖なる』を冠する。
女は杖を持ち、真っ直ぐと山を越えた。
醜く恐ろしい怪物を前に女は、杖の先を掲げ語りかける。
「これをあなたに。あなたの献身に光では軽すぎた。わたしの生よりずっと長い時で、どうか我らの願いを叶えることを」
怪物持つ心の臓より内を、杖の先が刺し貫く。杖は刃なき柄であり、されど槍
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