「推理風」を含む小説

（12/19改題しました） 「ボクたちは探偵じゃない。神話学者だ」 『神話×科学』の謎解きスチームパンクファンタジー。 不老長寿の影響で、身体の半分が機械になった天才少女は『…

淡い光に包まれる美しい国の探偵少女クロエ。クロエのもとに珍しく依頼がきます。依頼主は貧しい少年。少年の話はこうです。少年の病気の母親は、村の彫像を見るのが好きでした。ところが突如…

玄香月は異母姉、玄翠蘭の死をきっかけに後宮に入ることになった。それは、玄翠蘭の死の真相を探る為ではなく、何者かに狙われている皇帝を守る為の護衛任務だった。ーーそのはずだったのだが…

伯爵令嬢エルデガルドは、ある夜会で婚約者のダメヤンに婚約破棄を突きつけられた。 彼が浮気をしているのを知っていたから返り討ちにしてやろうとしていたのに、エルデガルドが浮気の証拠を…

ここではなく、今でもない、どこか別の場所にかつて存在した時空。古代中国風の世界を舞台に展開される、ロードムービー型冒険譚。 東の大陸の大分を占めるヌァイシン国は、西域の強国の一つ…

ある一軒家に女の絞殺死体が一つ。犯行はまだ発覚していない。 今井優は帽子を被り、マスクと手袋をして、証拠を消し去る作業に勤しむ。 完全犯罪はなったか？

――後宮妃が殺されて池に浮かぶ姿は、大輪の花が咲いているかのようだった。 四妃のひとりが殺され、犯人と疑われたのは、唯一皇帝の寵愛を受けていない白鈴花（ハク・リンファ）だった。…

『愛は憎しみを生み、憎しみは探究心を、探究心は愛を生む』 二十世紀初頭、帝都に一人の男がいた。彼は『解離性同一性障害』を患っており、一つの身体に複数の人格が存在していた。一人は難…

『推理とは本来、他人に頼ることなく、己が身を守るために編み出された、とても素晴らしい術なのです』 当随筆、【推理論】では人間の内で渦巻く「欲望」やそれによって必然と生まれる「犯罪…

　古代中華風の別世界。雨上がりのとある街にて、夜が明けきらぬ時分から、茶屋の女主人の自宅より出火。鎮火はなったものの、焼け跡を調べると男女二人の遺体が見付かった。女は首を吊り、男…

　とある寒村に住む、何の資産も持ち得ない一人の百姓が、中央都市から派遣された数十人の精鋭部隊から、突然、攻撃を受けて拉致されることになった。その危険な思想を持つ部隊を指揮する、ア…

SF、推理、ファンタジーの短編集。幕の内弁当のような三つのお味の小説をお楽しみください。

　閑静な住宅街で売りに出されている豪邸。 　その庭には一本の桜が今を盛りと咲き誇っていた。 ＊小説家になろう様でも掲載してます＊

中学生になって初めて好きな人ができた“僕”は、バレンタインデーに合わせた学校行事で、相手の鈴木さんも自分のことを好きなんじゃないかと自信を持つ。ホワイトデーに自分の方から告白しよ…

下町の喫茶店に現れたひとりの男。 客を見張るこの男は一体何者か。そして男を「先輩」と呼ぶ青年、岩崎もやって来て……。 喫茶店で繰り広げられる、推理風会話コメディ。 「そら見ろ空…

＜私＞は不思議でならない。交換殺人てスタートを切るまでにハードルが多すぎる。どうやって実現にまでこぎ着けているの？　その疑問を解消し、憎いあいつを始末するためにも、誘いを待つこと…

　三十五歳のリサイクル店主、泉下巡は数年前の事故がきっかけで生ける死者となった。 　生き返った巡は十年分の記憶を失いつつも、自分のようなゾンビが日本中に大勢いることを知る。ゾンビ…