「戦後史」を含む小説

『戦後八十年　十景抄』は、敗戦の焼け跡から令和の今日まで、日本が歩んできた八十年を十の短歌に刻んだ時代抄録です。 本作『戦後八十年 十景抄』は、昭和・平成・令和という三つの元号…

自分が生まれた時代を、１０年前に持って行った。そうしたら、物語が生まれた。 人生たまには、大上段！ 　これは私にとっての『戦争と平和の』の物語である。また自分なりの戦後史でも…

1945年８月12日、日本は広島・長崎に次ぐ木更津への核兵器投下とソ連軍の侵攻により降伏した。日本はソ連による東北進駐と、戦勝国間の交渉の結果、事実上の分断国家『日本連邦共和国』…

1950年創設の詩の文学賞、「H氏賞」創設の場面を妄想全開で再構成してみました。 題名は某永遠の五歳児に叱り飛ばされる番組の再現ドラマをもじってます(苦笑) 他所でも公開して…

この物語の主人公寺山和樹は、戦後の混乱が収まった頃、農業高校を卒業し、札幌にある国の農業試験研究機関に研究者として採用され、酪農家や畜産農家が必要とする牧野（牧草地）を造るための…

　　　　　　　　　　あらすじ 　　昭和天皇は１９０１年に生まれた。明治天皇が裕仁と名付けた。そんな明治天皇も死に、乃木希典は後追い自殺を……裕仁は嫡男として皇太子に。しかし、病…

日本の近代史は、現在、多くの点で再検討がされている。特に、厳しい封建主義が民衆を苦しめていたとされた江戸時代だが、地方分権が強く確立し地域経済の循環が成功していた例など、現代の社…

戦後の混乱に乗じ、岡山市北中町（現在の中央区）のある土地に、何人かの人たちが借地し、そこに住居や店舗を建て、生活を始めた。 地主は彼らからそれなりの借地料をもらっていたものの、そ…

戦後ドイツの首相はメルケルを入れて8人。 では日本は？当てられるかな、多分無理でしょう！ 34人当たりましたか。 『戦争と革命』シリーズでドイツ革命（帝政ドイツの崩壊）からワイ…

新党「希望の党」に、前原民進が合流かとニュースが流れた。 ちょうど読んでいた本がこれであった。 社会党の苦悩、分かるような気がするんだ。次に当選したい。首相になりたいわ。だけ…

僕の存在価値？昭和を語れるを再発見した。最近読んだ本で面白かったものに、「モノと女の戦後史」天野正子・桜井厚著　平凡社がある。　戦後の日本の社会変動期に、女性の生活世界を根底か…

モノと人の間には物語がある。物と云ってもわたしたちの近くにあったモノを取り上げた。 「モノで語る戦後史」なるものを、ＦＢで連載した。読者から、「ものは最後ゴミになる。ゴミまで語…

戦後史に名を刻む迷宮入り事件、通称「九十九墓村事件」。数多の探偵が挑んでは敗れてきたこの難事件に、いま新たな探偵が挑もうとしていた。彼の名は桜小路綾彦。はたして彼は真実を解き明か…

1968年。国内で様々な問題を抱えつつも、高度経済成長を達成しつつあった日本には、日本海を隔てた奇妙な隣国があった。かつて「満洲国」と呼ばれた地域にある、「満洲人民共和国」。 …