H氏賞創設こうだったらいいな劇場
白色サムエ
本編
昭和25年、残暑の厳しい九月の宵の頃である。
新橋から銀座へと流れるそぞろ歩きの人流をかき乱すように、足早に歩く壮年の男の姿があった。
新橋界隈がまだ闇市でごった返していたのはたかだか二年前のことだ。それがもう、今、男の歩いている銀座界隈ともなると、もともと銀座は商店街の人間がヤミ商人を寄せ付けなかったという事情はあるにせよ、通りも整備されて、見る者が見なければそこに戦争の爪痕を見いだせないほどであった。まさにこの9月に朝鮮戦争が始まったが、もはや異国の戦争とあっては大衆にとっては完全に他人事、むしろ特需にわき返る日本は、この男の足でも追いつけないような早さで復興へとむけて突き進んでいた。
「…くん!…平澤君!」
日が落ちてなお引かぬ、暑熱に潤むいきれに膨らむ雑踏の、ガヤを貫く矢のような呼び止める声を聞いた気がして、男はかすかにその確然たる足取りを緩め、やや伏せがちだった目線を上げた。
呼ばう声はなおも繰り返され、男も今やはっきりと己が呼ばれている事を認めて足を止め、頭を巡らせたところ。
「平澤君!やっと追いついた!」
人混みを泳ぐようにかき分けて、男、すなわち平澤の肩を力強く掴んだ手があった。
「…!?…村野さん!」
男の険しく結ばれた眉間が解けた。あまりにも思いがけぬ再会であった。
しかし、戦時のごたごたで互いの生死すら知れぬ中、久しく会わなかった旧知の間柄のその相手の屈託ない笑顔に比して、平澤の表情にはかすかな戸惑いが影を落としていた。
こちらの後の予定も聞かず平澤の腕を掴み、村野は通り沿いにあった適当なカフェーに平澤を連れ込んだのだった。注文どころか、互いの無事を言祝ぐ挨拶すらもそこそこに、村野は立て板に水とばかりに一方的にしゃべり出した。話の中身はというとそれはもう最近の彼自身の詩作についてであるとか、詩壇注目の新人が出したばかりの詩集についてであるとか、そう言った事ばかりであった。まるで一昨日や昨日に議論を戦わせたのに、それでもなお言い足りなかった事を繰り越して今話しているかのような調子なのである。
平澤が村野と前に顔を合わせたのは、昨日どころか終戦の前も前、村野がまだ上池台に居を構えていて、繁く行き来のあった頃のことであるから、それこそゆうに5年以上も前のことである。村野は平澤が筆を折って後も、近隣に住んでいたが故に付き合いの切れなかった数少ない詩人の内の一人であった。…思えば早いもので、断筆してからもう十有余年の歳月が過ぎているのだった。
福井の仏壇屋に生まれ、その抹香臭さに嫌気がさして、二度と帰らぬ決意で実家を飛び出し東京に来たのが15の時、苦学しながら商業学校を卒業するや働き始め、その傍ら詩作を行うようになった。
プロレタリア詩人として、その20代を詩作と活動に捧げたが、プロレタリア文学への当局の弾圧が激しくなる中、活動の継続を断念したのが32歳の時であった。ほぼ同い年の小林多喜二が特高に付け狙われた挙げ句、警察の拷問により惨殺されたのは29の時。彼をして筆を折らしむるには十分すぎる時代の重圧がそこには確かにあったのであった。
会わなかった長い時間などなかったものであるかのように目の前でしゃべりまくる村野に少し呆気にとられ、熱いおしぼりが手の上で冷めていくのを置くのも忘れて、なかば珍獣でも見る目で相手を見る平澤。なるほど、思い返せば確かにあの頃から村野はこの通りよくしゃべる男であった。そんなところでも自分とは全く違っていたな、と平澤は今となっては半ば懐かしいくらいの気持ちで振り返った。それにしても、村野が詩作に懸ける情熱といったらどうだろう。その熱意は五十の声を聞こうとするはずの今もってなお陰るところがないどころか、時を経ていやましに増しているようであった。
まったく、自分とは違う、と、平澤はかつて己が村野に対して抱いた劣等感を新たにした。
三歳年長の村野は、裕福な商家に生まれ、兄弟の内にも詩や俳句をよくする幾たりかがいるという環境に育ち、中学卒業の年には自由律俳句の大家、荻原井泉水にその作を激賞され俳人として活動を開始し、慶応大学在学中に詩作に転じたという、言うなれば詩壇のエリットであった。韻律は勿論、イデオロギィのような物からも一切自由であった村野は不穏な情勢下にあろうがかまわず詩作を続け、昭和14年には体操詩集という、伯林五輪の写真に詩をつけた詩集を出して注目を浴びていた。その頃にはもう詩作から離れていた平澤は、頭の片隅で「何がノイエザッハリッヒカイトだ」位のことは思った気もする。
出自も、経歴も、目指した創作も何もかもが違っていた。当時、この、何もかもを持っているように見える眩いばかりの男を前に、平澤は、それでも詩作に掛ける情熱だけは、と思ったものであったが、今となってはその情熱すらも張りぼてであった事が明らかになってしまっている。
…そう、有り体に言えば、あれだけ親しく付き合いながら、平澤は心のどこかでは村野のことが嫌いだった。いや、行き来のある内は、そのことに自分でも気づかないようにしていたのかも知れない。逢わぬ月日が愛を育てるとは言うが、逆に嫌厭を育てるということもまたあるのかとすら思う。
この、魂から健康そうな、鬱屈などとは一切無縁に見える、太陽にでも愛されているかのような男の前では、俺はうまく息が出来ない。かつて平澤は村野と親しく交歓しながら、心のどこでもない場所にある重苦しい色合いの墓碑にうっそりとそう刻んだ。そして、その頃の自分は当たり前のように今の自分と暗渠でもって繋がっているのだった。
「それにしてもひどい顔をしているな。どうした、君の始めた事業は今、羽振りが良いと聞いているぜ?」
のべつ幕なしにしゃべり続けていた村野は、ふと気づいたように丸い眼鏡の奥の目を、見透かすようにぐるりとこちらに向けた。
「…僕のことなんかはどうでもいいんです。そんなことより、最近の詩壇の話をもっと聞かせてください」
口元を無理矢理、笑みの形に曖昧に歪ませ、なおも先を促す。この程度の下手な愛想でも、この、人を疑うと言うことを知らなげな村野には通じるだろうと思いながら。しゃべりたいことを全部しゃべればお役御免、無罪放免となるだろう。いずれにせよ、話のネタが尽きるまでは放してくれそうにもないのだった。
「ふむ、そうか?…そうだな、今、僕個人の最大の関心事は、やはり現代詩人会の立ち上げかな。何しろ、僕も発起人の一人であるから」
ここまでさんざん熱を込めてしゃべっていたのが一段落ついてか、村野はいくらか調子を落とした。それにしても、その話の内容にしては、随分と急な失速であるように感じた。
平澤はその失調に、ちらと村野の目に視線をぶつけた。村野は咳払いをしてから、やや体勢を立て直した。
「今の、戦争の傷跡まだ生々しい日本において、詩が果たす役割は実に大きいと思っている。リンゴの唄しかり、ふとした時に口ずさめる詩ほど、人心に寄り添う物は他にないと考えるからだ。勢いのある新人が次々と現れているのもその証左だ。そうした新人たちの後押しをしたいというのもあっての会の創設なんだが…」
村野は、己を鼓するように先までの調子で勢いよく話し始めたがしかし、ここまで来て再び気がかりにつまづいたように勢いを失ってしまった。
「いかんせん、その、先立つ物がね…」
村野はここに来て、自嘲するように力なく笑った。
「詩人という人種は自分で言うのもなんだが、やはり、金稼ぎが下手だね。先頃、詩の講座を開催したんだが、赤字こそ出なかったものの、会としての収入はたったの三千円(註:当時、大学新卒の初任給が一万円弱)程だ。鳴り物入りの第一回講座がこれでは先が思いやられる。新人の発掘と顕彰のため、会として新人賞を立ち上げたいところなんだが、これでは賞金も懸けられない。僕もここでぽんと自分の懐から出せるようなら格好が付きそうな物だが、いかんせん手元不如意でね。それに、やせ我慢で一回捻り出したとしても、後が続かなければどうしようもない」
口をひんまげ、村野は太く鼻息を吐いた。そう言えば村野は理研配下の子会社の創立に立ち会ったばかりと聞く。起業に金がかかるのは平澤も身にしみて分かっていた。
「詩人と貧乏というのは腐れ縁というか、二つで一つのように語られがちだが、それをそのままにしていては詩を専らにしようという後進の出よう筈もない。もちろん、先人の苦吟の妙味を否定するものではないが、我々の後に連なる詩人たちにまでその同じ道を辿らせるようでは、折角何をうたうのも自由な世の中になったというのに、あまりにも不甲斐ない話じゃないか」
あの頃、平澤もまた、貧乏を友として詩作に励んだ。苦吟の妙味という言葉は、その当時の彼こそが掛けて欲しかったものだった。そもそも、村野ほど苦吟と言う言葉が似合わぬ男もないと思う。し、苦吟と無縁であることによる燦めきも同様にこの世には在ると思う。そして、平澤の思う村野の詩はそういう詩だった。
翻ってかつて世の中が押しつけた不自由さに、平澤は押しつぶされたのだった。『何をうたうのも自由な世の中』か、と心の中で呟いてみる。しかし今の平澤の心は沈黙し、何もうたいだしはしなかった。それどころか、厭な虫でも噛み潰したような味のする妬ましさが胸中に広がりすらするのだった。あの頃、今のように自由にうたえていれば、俺はもっと高くまで飛べたのに、と歯噛みするような悔しさが臓腑を灼き尽くすような気すらして…。
…いや、と思い直す。
あの時だって俺はもう、うたう詩を見失っていたのではなかったか。辞め時を探していたのではなかったか。世の弾圧にかこつけて、自ら進んで筆を折ったのではなかったか。それが証拠として、かつてプロレタリア詩人としてうたった詩も忘れ果て、己の敵であったようなブルジョワジーに成り下がった俺がここにある。今日とて、配下のまさにプロレタリアートと呼ぶべき者たちを怒鳴りつけてきた。村野に声をかけられるまで頭の中は仕事一色だった。ここ数年、新しい詩集の一冊も読んでいない。先に村野が挙げていた詩壇注目の新人の名の一つも知らない。こんな乾ききった心に、いかな詩の一片が花咲こう?
それはそうだ、かつてわが青き心を嘉したミューズ今は去りぬと嘯いて、己が人生を捧げていた筈の詩を捨て去って、叩き折った筆を一顧だにせずきた俺なのだ。かつて掲げた理想を今ふり仰いでも、その輝きをすらそれと認められないほど眼の曇った俺に、うたえる詩などない。
己が有り様を省みて、平澤の心はますます黒く塗りつぶされた。
「そりゃあ、賞の一つや二つが彼らの生活を支えられる、という話ではないのは分かっている。だが、詩作に限らず、創作というのは孤独な作業だ。先の見えない暗く細い路を辿る者があげる声に、その声は確かに志を同じくする我らの耳には届いているぞと、信じて進めと、応えてやりたいじゃないか」
頭から冷や水を浴びせかけられたような気すらした。
創作を孤独な作業だとすら、果たしてかつての俺は認識していたか?周りの人間がうたう詩に和すだけで、自分の詩をうたった気になっていはしなかったか?村野の思う『志を同じくする我ら』の中には、今の俺は勿論、かつての俺ですら入っていはしなかったのではないか。俺は始終蚊帳の外で独り相撲の真似事をしていただけだったのではないか。喉も裂けよとうたっていた筈が、大きな口を開けて叫んだつもりになっていたに過ぎなかったのではないか。それは、かつての俺の声がどこにも届かなかったわけだった。
それでも俺は、俺の声がせめてどこかには届いてほしかった。あなた達の耳に聞こえて欲しかった。
どこか高い処にある花園から漏れ聞こえる、お綺麗な詩をうたっているらしい詩人という鼻持ちならない連中のことが、心の底から疎ましく思えた。
信じて進んだ先に何もなかった、掴みに行ったものが枯れた花だったというのが俺だ。いや、枯れていると思って掴みにすら行かなかったのが俺だった。…それすらも否、そもそもそんな花があるのを信じられなかったのが俺なのだ。そんな俺は到底、詩人たり得なかった。今となってみればそれがよく分かるのだった。
平澤の胸はくしゃくしゃに潰れ果てた。
「…なら…」
平澤の口から、音にもならないような呟きが漏れて出た。
「……は、……しょう」
その声は小さすぎて、空気も震えなかった。
「…え?」
村野が聞き返した。
「…なら、それは僕が出しましょう」
胸の奥から突き上げる衝動に従って出した言葉は、不器用で不格好、日常を彩りもしない何でもない言葉ながら、とある泣き出しそうな切ない生の結晶を言葉にしたものを詩と呼ぶならば、それは紛れもなく一片の詩であった。
平澤の胸の内にはなお恨み嫉みが蟠り、嵐のように渦巻いていたままだった。だがそれでも。いや、だからこそ。暗い底なし沼に無限に沈みこんでいこうとする己が胸を抉って、たった一つそこに取り残されていた輝きの残滓を、少しでも高いところに差し伸べたいのだった。
かの小林のように英雄的に死ぬこともできなかった、詩と心中する事もしなかった咎は、棘となって今も心に刺さっている。詩作を辞めたあの日、この抜きがたい棘を墓まで持って行く覚悟は決めたのに、心を蝕む後ろめたさに弱り、詩を憎んだ日も確かにあった。
だが、もはや痛みを痛みとも、喜びを喜びとも感じられなくなった不感症な心と共に過ごすこの砂を噛むような毎日を、そんなものでも詩の発展の為に捧げることになにがしかの価値を持たせられるなら!
...そうすれば、いつか、こんな人生とすらも和解できるかもしれない。
「…平澤君、それは本気で言っているか?」
「一万円ほどもあれば、賄えるのでしょう?僕がこの先事業を続ける限り支援しましょう。そんな程度なら、やせ我慢でも何でもない額です」
若干嫌らしい言い方になったのは、村野へのコンプレックスのなせる技か。しかし村野はそんな面当てには気づきもせず、それまで頭を悩ませていた問題が思いもかけず解決されて、ぽかんと口を開けて平澤をみていた。
「なんだったら初年度は追加で五千円くらい出しても良い。それですこしでも詩壇の新人達の奮起を促せるようなら」
そこで、夢から覚めたように村野は我に返り、がばと立ち上がってテーブル越しに平澤の両肩を掴んだ。
「平澤君、ありがとう!君の篤志に応えて、創設する新人賞には『平澤記念賞』と名付けて君の功績を顕彰し…」
「…それだけはやめてください!」
反射的に叫んだ。
「絶対に、僕の名前は出さないで下さい。それが援助の唯一にして絶対の条件です。実業家が、出資者として詩壇の賞に名前を冠するなんていくら何でも生臭すぎる」
「なにを言う、君は詩人じゃないか」
「その伝でいうならなおのことです。僕は詩作からはとっくに身を引いている。それに詩人としては大した功績もない。芥川ならいざ知らず、詩壇の新人賞に僕の名前をつけても、誰のことだと思われるのが関の山です」
平澤は肩を掴む村野の手首を掴んで、その手を離させた。
「別に賞の名前なんて何だって良いじゃないですか、なんなら村野賞でも好きなようにつければいい。ただ、僕の名前だけは御免です。どうしてもつけようと言うなら、この話そのもの無かったことにしてください」
頑なな平澤の最後通牒には流石の村野も引き下がるしかなかった。
また追って決まったことを知らせるから、と言う村野とはそのカフェーの店先で別れた。名残惜しげに何度も振り返りながら立ち去る村野を見送りながら、あとはもう金を出すだけの話だと、平澤はそれ以上の感慨も抱きはしなかった。
実業に専心するようになって、プロレタリア詩人として活動していた頃の仲間たちとは自然と付き合いが切れた。お互いにどんな顔をして会えばいいのかも分からないような間柄となってしまっていた以上、無理からぬ事ではあった。
そんな、かつては肩を並べてうたった同胞らとの思い出息づく詩の世界に、今更どんな顔を向けられよう。
名を出さないことは平澤のせめてもの美意識の発露なのだった。
後日、平澤の元に一枚の葉書が届いた。
村野からであった。
かつてと変わらぬ勢いのある字で刻まれた表書きを、その日の業を終えて夜遅く帰宅した疲れた目でそれと認めて手に取り、半ば機械的に裏返したのだった。
「前略
先日、君の篤志によって創設の目処がたった新人賞のことだが、頭を悩ませたあげく、僕の一存で「H賞」と言う事にした」
筆勢迸るあまり、文字が飛び跳ねる読みにくい葉書に目を落としながら、いくら何でも、詩人にしては即物的すぎはしないか、と心中苦笑いする。その命名は村野らしくもあった。
「君の頭文字をとっただけで恐縮だが、なかなかいい仕事をしたと感じている。当初僕が口走った平澤記念賞なんて目ではない。
Hとは何だ、と人の興味を引きもするし、また、Hと言う字には、温かさを想起させる物があるとは思わないか」
たしかに、HはHotの頭文字だが、いくら何でも強引ではないだろうか。
「それに、Humanの頭文字もHだ。Humorもしかり。なにか、H賞という名には人の手の温度を感じると勝手に感じている」
それは感じることは自由だが。少なくとも平澤はそうは感じなかった。村野の豊かすぎる感受性のなせる技か、と半ば皮肉を言いたいような気持ちになる。しかし、自然、平澤の口角は上向いた。付き合いきれないとでも言いたげにではあったが。
「そして、今書いていて気が付いた。Hと言う字の形だ。二本の縦線の間に一本横棒が渡っている。君のバトンが誰かに渡された所のようじゃないか。僕は今これに気づいて胸を震わせている。この賞はきっと大きな賞になる。僕は今から、この賞が輩出するだろう綺羅星のような新人たちが世に送り出す事になる数多の素晴らしい詩篇の予感に胸が一杯だ」
押さえきれない感動に躍るような文字が、断ち切れられたようにそこで終わっていた。草々と書く余白すら残っていない。
「…なにを莫迦な…」
薄暗い部屋で、ぽつりと呟く。
俄雨のような音が、ぱたたっ、と耳を打った。掌中の葉書の文字が滲む。それは、長いこと心を潤すことを忘れていたような熱い涙が、次から次へと溢れて、硬い葉書の紙面を叩く音だった。
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