あとがき

この作品はフィクションです。

ただし、平澤貞二郎氏、村野四郎氏、H氏賞は実在します。

平澤氏はきっと、この作中のような根暗な男ではなかったはずです。

この作品によって生じる登場人物各氏への誤解の責任はすべて筆者に帰します。

不都合な向きがございましたらすぐ取り下げますので、遠慮なくご連絡くださいませ。


H氏賞創設の経緯があまりにも熱すぎて、思わず妄想で突っ走りました。調査といってWebで済む以上のことはしていません。必須と思われる裏取りもしませんでしたので、事実関係はひたすらに怪しいです。

調べすぎると書けなくなると言う恐怖感があったことは白状します。

村野氏のキャラクターはwikiによる彼の生い立ちの他、代表作「鹿」や「巣立ちの歌」などから妄想されています。

童謡「ぶんぶんぶん」も村野四郎作詞ということですね。

平澤氏は村野氏と同様、wikiにある生い立ちの他、プロレタリア詩人だったと言う事、詩作をぱったりと辞めているらしいということだけから妄想されているので、実像とは本当に無関係です。

中の人は詩作とは無縁で、三浦雅士の「私という現象」に影響されて那珂太郎の詩集を買ったってくらいが詩関連では少し特異かもしれないエピソードです。

あと小学生の頃は詩の音読が得意だった。(どうでもいい)


H氏賞のH氏は誰かという謎は創設から15年後、村野四郎氏が日経新聞のコラム「交遊抄」1965年1月6日付にて明らかにしたとのことです。H氏賞の名前が有名になり、誤った憶測が飛び交った事によるやむを得ぬ対応だったとのことであります。

過去の新聞をあたりにいくべき所ですが、時間がとれず。


なお、平澤氏の起こした協栄産業株式会社は現在もなお、H氏賞の後援を行っていらっしゃいます。


村野氏が創設に携わった日本現代詩人会HPから会の歴史

https://www.japan-poets-association.com/about/history/

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

H氏賞創設こうだったらいいな劇場 白色サムエ @sam_E_36

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ