「怪奇」を含む小説

腕はいいが、万年金欠の祓い屋────小鳥遊　壱成。 明るくていいやつだが、時折極道の片鱗を見せる若頭────氷室　悟史。 明らかにミスマッチな二人が、ひょんなことから師弟関係…

——独白。 全て消してしまう前に、一度だけ、思いの丈を吐き出そう。誰かに知ってもらう必要はない。抱え込む必要がないだけの、私の記憶。 　（＊あやかしの独白より）

私は、別の人になれれば、人生をやり直せると安易に考えていた・・・。 ※魔法の国で闘うような小説が多い中、そのような流れに逆行して、私らしい、暗い小説を書き続けます。また、今回は…

リアル現代。 人々が生きる世界の裏側には誰も知らない物事、あるいは知らないほうが良いことに溢れている。 そんな現代世界に生きる時方悠の周囲にも謎な奴らが勢ぞろい。 勝手気ままに…

童話を作り出す能力を持つ作者が作った童話を元通りにするために力を貸す童話の住人であったり、今作の主人公の出自を言及したりするゆる〜いお話です　 初めてで、文字数も少ないし下手です…

　二、三年ほど前から、不気味な怪奇現象にたびたび見舞われるようになった"あなた"。 　悪夢にうなされ、その度に福知山城の景色が現れる。調べてみると、どうやら遠縁の先祖がかつて福知…

「いま、集中しているから、話さないで！」 真琴はスマートフォンを操作しながら言った。画面にはゲームアプリが起動しており、それを懸命にタップしている。

隙間に入り込んでくるものたち。 それぞれの登場人物の「隙間」を垣間見る。 短編小説集です。

匿名性の高いネット世界で、自分以外の家族も友人も恋人さえ知らない多くのIDとパスワード。 それらは、もし自分に何かあったらどうなるんだろう。ネットでなくても、PCに保存されている…

辺境の町、予玖土町で起こる奇怪な事件。 それを解決するために動く少年少女たち。 苦痛、別れ、時には力を合わせ彼ら彼女らは狂気の世界を行く。 ——これは快楽の果てに狂気へと堕ちる…

主に中学〜高校生の時に部活で書いていた掌篇小説などを時々アップします。 個別の作品をいつ書いたかなどは近況ノートに記載します。

怪奇ライターである私は不思議な体験をしたという男にインタビューしていた。 その男の語る黒い箱の話は凡庸なものであったが……。 【KAC2024 第3回お題 『箱』参加作】

大学3年の春、初めてできた彼女。他愛のない会話から、彼女の住むマンションに誘われる。 彼女が大事に抱える宝箱の中身には…。 ※KAC20243参加作品です。よろしくお願いします！

奇怪な出来事や物事が好きな主人公バード。彼はありとあらゆる物語や事象を読んできたがやはり直接怪奇に触れた人の体験や話を聞きたいと思い、体験した怖い話を買い取るという店を開いた。こ…

2✕✕✕年の住宅事情は複雑怪奇を極めていた…… お題『住宅の内見』 ※『KAC20242』に一分遅れてしまった…

環・レクイエムが足を運んだのは新築の一軒家。 この一軒家で謎の手形と足形があったらしい。 調査に訪れた環だったが邪悪な気配は感じられず……果たして、一軒家に潜むのは何者か？

「novel首塚」企画の参加作品です。 青い髪に無精髭、派手な柄シャツに左耳にのみ揺れる大きな金魚のピアス。凶悪な眼光。強い見た目の怪しい叔父さんこと御剣弥命(みつるぎみこと)…

不動産会社に勤務する佳月(かげつ)の悩みは打っても響かない、真面目さに欠けた新入社員の相原。 灸を据えるつもりで佳月は、事故物件の内見に相原を同行させることにする。 内見希望者の…