「夢 ショートストーリー」を含む小説

《La Ina Hidro, kiu estas trans monteto》 ちいさな幻想をあつめた、マイクロノベルアルバム。 『小説家になろう』掲載版に加筆修正をほどこしま…

　ある日の放課後、16歳の女子高生・秋本玲奈は、図書館の片隅で古い哲学書を手にしていた。その本は彼女の隻眼の担任が薦めてくれたもので、古代ギリシャの哲学者ゼノンのパラドックスにつ…

放課後の教室で目覚めた夢。 ショートストーリー。

忙しく、疲れる毎日を過ごすあなたに痛快なひと刺激をさしあげます。『世にも奇妙なオムニバスショートストーリー』です。朝のコーヒータイムに、ランチタイムに、おやすみ前にいかがでしょう…

魔王を倒した勇者と仲間たちは、なぜか謎の無人島へと漂流してしまう。無事に祖国へと帰還し民衆に崇められる夢の日々を手にすることは出来るのか。ヒロイック後日譚ファンタジー。 4コマ…

小説家志望の佐藤栞里はスーパーのパート中、いつも決まった時間に訪れる客との会話を楽しみにしている。 それが彼女の孤独を癒す唯一の時間だった。 しかし、彼との関係も、夢との向き合い…

　私の知る夢の国には、美しい妖精がいた。その姿は精緻な磁器人形（ビスクドール）のようで、月明かりに照らされると、翼から煌めく光を放っていた。 　私は毎夜、妖精が舞う森を夢に見て…

この世界には決して開けてはいけない宝箱というものがある。 その宝箱の中には数々の危険な物語が封印されている。 世に解き放ってはならない…。 ……………… (色々なショ…

　それは、どの病院にもない特別な診察券だった。 　受付で渡されるそのカードには、患者の名前も病名も書かれていない。 　ただ一つ、「あなたの願いを叶えます」という不思議なメッセージ…

　古都に住む青年、カズヤはある日不思議な鏡を見つける。鏡は古びた骨董店の隅にひっそりと置かれていた。 　カズヤはその鏡に一目惚れし、無理をしてでもそれを手に入れることを決める。…

　トモはある日、不思議な箱を見つけた。箱の中には、小さな箱庭があり、その中にはさらに小さな箱があった。そして、その小さな箱の中には、さらにさらに小さな箱庭が広がっていた。 　ト…

ちょっぴり不思議なショートストーリー。

　ある平凡な朝、西勘一郎は目を覚ました。 　彼は名もなき町の地方銀行で、クレジットデリバティブの取引に明け暮れる中堅の金融マンだ。 　しかし彼には他の誰にもない特技が一つあった。…

　その日、街は不規則なビートを刻んでいた。 　午後三時五十五分と五十七秒、大気がわずかに震え、ひとりの少年が空を見上げた。 　空にはクジラが浮かび、逆さまになった碁盤に鮮やかな手…

　もし地獄があるなら、その入り口はこの町にある高校のロッカーの一つだとわたしは思う。その高校で起きたことは、いわば「腐敗した奇跡」だった。この世界の裂け目から、死んだはずの麗奈が…

手のひらで転がして、丸めて飲み込むようなショートストーリー。 夢みたいにふわふわしたり、カチコチに固まったりした現実も。 一話ごとに完結しています。お好きなところからお読みく…

　星野みゆきは今日もゆっくりと満天の星空を仰いでいた。 　みゆきはかつては「星野幸夫」として知られていた人間でした。幸夫として過ごした二十八年間は、社会の組織の中で格闘してきまし…

幼なじみの優香と拓真は互いに夢をみる。 優香はキャビンアテンダントに。 拓真はパイロットを夢見ていた。 そんなある日、拓真の引越しが決まり、二人は遠く離れることに。 それでも二人…