「夏期講習 夏休み」を含む小説

第一回　さいかわ葉月賞応募作　テーマは「夏」 女子高生が本当の自分を考える夏休みの話

――七不思議を順番にめぐると、最後の不思議「大階段踊り場の鏡」に知らない自分の姿が映るんだって。 小学六年生の結菜(ユイナ)が通う三日月(みかづき)小学校では、そんな噂がささや…

　中一の男の子が、夏休みに高校生の姉につきあわされ、姉の親友の学生証を借りて身分を偽り、遠隔地で女子高生としてアルバイトするお話。 （その間、本物の親友ちゃんは、弟くんの代わりに…

　「榊 夕(さかき ゆう)」は夏期講習を終えてコンビニに寄った帰り、街に不釣り合いな巨大ロボットを目撃する。 　誰にも悟られぬまま街の中へと解け込んで消えていったその日の夜、アイ…

今日の夏期講習で生まれて初めてのサボりをした。 優等生と呼ばれる私は今日初めてのサボりをする。 女子特有の小さなことから始まるいじめ。それがきっかけで私は一人ぼっちになる。でも私…

高校二年の夏休み。俺は何を思ったか、友達の遊びの誘いも塾の夏期講習も放っておいて、母さんの里に一人訪れていた。 田舎である。超、田舎。バスなんて朝と夕に一本づつだ。 で。 俺…

夏休みの夕暮れ、志望校選択に迷う中学三年生、結城数則は、夏期講習帰りの近道にした神社で一人の少女に逢う。 記憶を失った幽霊「レイコ」の寂しそうな姿に、数則は「実験」と称して通い続…

夏休み明けになって、カオリは親友のミクに会った。前日の夏期講習ぶりのはずなのに、やたらと疲れきった顔をしているミクに違和感を覚えるカオリ。するとミクはこう言った。「並行世界に行っ…

せっかくの夏休みなのに、夏期講習……？ ぜんぜん乗り気じゃなかったんだけど、予備校で彼を見かけてから、 私の夏季講習にかける意気込みは一気に燃え上がった。 今年の夏は、熱くなり…

夏期講習の帰りに、あの人を見つけた。僕がいつも通る美術学校で見かける人だ。 その後ろ姿を見て、僕はそっと彼に近付いた。彼の目は真っ直ぐで、嘘をついたことのない赤ん坊のような瞳だっ…

学校の屋上は、私と先生にとって秘密のサボり場所。私は授業をサボって、先生はこっそりタバコを吸って。最後の夏休み、夏期講習をサボった私はまたこの場所にやってきて――

高校三年生の夏休み。予備校の夏期講習に参加していた私は、学校の有名人、歌劇部の男役スター――通称マクシミリアンの意外な一面を知ることになる。

夏休み中の夏期講習で登校してきたけど、サボることにした。 「煙草と少女」という自主企画が開催されて、まさにそのものを描いた過去作ということで投稿させていただきます。

【あらすじ】 　夏休みの夏期講習中、切沢匠（17）の親友である宮崎友春（17）が突如倒れた。すぐに目覚めるも何やら様子がとてもおかしい。友春は「三年後から意識だけが過去に跳んでき…

夏休み。夏期講習の放課後の五分間だけ一緒にいるクラスメイト。彼女がすべての本を読み終えたとき、彩は初めて、その五分以外の偽物の世界に思いを馳せる。