「向こう側 鏡」を含む小説

　鏡の中から、異世界の住人が私を呼んでいた。 「こちらへおいでくださいな。あなたが来るのを、私は何億年も待っていたのです。何億年なんていっても一瞬ですけどね」 　私の名は東雲…

夏休みを明日に控え、生徒会長・副会長の凪と葵は終業式の片付けに追われていた。 そんな折、体育館の裏で大きな鏡を発見する。 鏡から不気味な声が聞こえ、不審に思った二人はそそくさと…

祖母から譲りうけた鏡を見て毎回思う 鏡の向こう側どうなっているのだろうと考える［私］の物語

　A県S市西坂町。人気のない駅のホームに、1人の少年が降り立った。彼にはある『罪』が、そして願いがあって――。ありふれたおまじない、鏡の向こう側の世界。どうしても叶えたい願いのた…

私、和泉遥海。姫名市立東第三小学校の5年生。 姫名に残る魔法の伝説『竜姫伝説』を知りたくてしょうがないの！ 今日も、『竜姫伝説』が残る竜淵神社の神主こと”師匠”から『伝説』を教わ…

中学校に入学したばかりの今楽 瑠璃は、鏡ごしに梁 花賀美という少女に出会いました。

ただ言葉ゆえに可能となる世界を求めて 　　ひとつの語から始まる没落 　　開かれた場所に存在が宿るとき 　　あなたは既に向こう側に差し向けられている

”神様”である神木未来と、”幽霊”である島田杏里。互いに互いの正体を知らない二人は同じ高校生だ。そんなある日、未来は死ぬ予定だった同級生を助けてしまい、杏里は鏡の向こう側の世界へ…

大学一年生である志穂は卒業式に恋人に振られ以降、何をしてもうまくいかなくなっていた。 この世界を捨て、別な世界に行こうと決心するが、ネット上に落ちている眉唾物では異世界に行けるこ…

ある夜、自室の鏡が光って、向こう側に行けるようになっていたら、あなたはどうしますか。 その世界は、あべこべな世界。重力というものが存在しないかの如く、全てのものがおかしな方向に自…

自主企画　同題異話・１０月号「白の境に舞う金烏。」参加　同題異話９月号・黒き鏡の玉兎。に間に合わなかった余白を描きました。黒き鏡の向こう側はきっと希望に満ちている

どんなに願ってももう会えない友達がいる。叶うのならば、その子がいる世界に行きたい。深夜零時、私は鏡の前に立つ。

ある日シロイロは自分を映さない鏡と出あった。 その向こう側にいるクロイロとの日々。 進まない砂時計。 待ち受けていたものは。 （過去出版物の再掲です。）

　コンコンコン。 　窓を叩く、小さな音。 　心臓が跳ねた。 　机の上の宿題を払い除けて、部屋の隅の鏡で身だしなみを確認してから。 　スマホを片手に、俺は窓の前に立った。 「…

全14話(&α、後日談1話含む)。

宮川星奈は天文部に所属している高校３年生。楽しいスクールライフを送っていたのだが、ある日彼氏の徹と別れることになってしまった。彼氏が新しく好きになったのは親友であり、同じ部活の詩…

普通に知り合い、普通に付き合っていた２人が、事故で死別してしまう。 予想もしない再会が、また2人の生活を進めた。