「中宮 帝」を含む小説

時は平安時代、当帝の甥っ子の兵部卿宮は、按察使大納言妾腹の子で、母亡き後ひなびた山里で暮らす姫君と愛し合う仲となる。が、なかなか逢えない二人にトラブルが次々と――。 ◆登場人物…

藤原摂関家が権勢を握る平安王朝、その最も煌びやかな御代に帝の寵愛を一身に受け、栄華を極めた后藤原定子。その従妹である幼い彰子は、美しく才豊かな定子に憧れ、一途に慕っていた。だが、…

技術の発展に疲れ切った人類は、記憶も何も全て打ち捨てて、平安時代のような暮らしをしておりました。 後半は大どんでん返しの展開に！ ただのエンタメ目的で、ノーストレスで書いた作品…

時は平安、左大臣家の大君であり、いずれは中宮へと期待され育てられている姫君は、几帳の奥深くに住まい、女房や乳母はおろか家族にさえ姿を見せようとせず、女童の夏木のみを傍近くに置いて…

　寺に身を寄せていた没落貴族の娘「斎（セイ）」は、そこで年上の「入道の宮」と出会う。彼は親王でありながら、政から遠ざけられやむなく出家した不遇の人だった。 　しかし流行り病で帝や…

　平安朝。一条帝の御代。懐妊した中宮彰子に呪詛が放たれた。夜な夜な土御門邸を徘徊する『腐れ紙』の妖異。これを退治すべく源頼光が四天王を従えて警備に入る一方、彰子の父である朝廷の権…

その衣裳の裾を目に入れた人間は、己れの愚かさに涙する。 そう言わしめた雷鳴の中宮は、帝の寵愛を一身にうけていた。 玉藻姫が、大陸から渡ってくるまでは──。 帝の寵愛を奪われ、…

大神様が座し八百万の神々様が座す、稀有なる国の中津國の今上帝様は、強力な青龍を抱けし天子様だ。そんな天子様のもとに、吉兆を伝える瑞獣鸞が現れた。 瑞兆を知らせに来たかと思いきや、…

時は平安――左大臣の一の姫・彰子（あきこ）は、父・道長の命令で今上帝の女御となる。顔も知らない夫となった人に焦がれる彰子だが、既に帝には、定子（さだこ）という最愛の中宮がいた。 …

後の世に、崇徳天皇と呼ばれる帝がいた。 彼の唯一の后である中宮・藤原聖子は、その日、父・藤原忠通から 夫が別の女に子供を産ませたという話を聞かされ――。 Twitterの「＃歴…

　年下の帝の「お守り」としての役割を自ら選んで入内した晶子。 　母の恋の顛末に傷ついた晶子は、帝が出生の秘密に傷つき苦悩していることに気づき、自分が帝を愛していることに気づきます…

◆あらすじ◆ 　雅やかで、けれど仄暗さをその輝きの裏に隠した平安時代。今は亡き先の帝の内親王、都子は恋というものを知らなかった。 　それがどれほど心を焦がし、熱くさせるかを―― …