概要
結局のところ私はあの母の娘なのだ
年下の帝の「お守り」としての役割を自ら選んで入内した晶子。
母の恋の顛末に傷ついた晶子は、帝が出生の秘密に傷つき苦悩していることに気づき、自分が帝を愛していることに気づきます。
あやかしや異能が当たり前の世界で描く源氏物語サイドストーリー。
秋好中宮の物語です
母の恋の顛末に傷ついた晶子は、帝が出生の秘密に傷つき苦悩していることに気づき、自分が帝を愛していることに気づきます。
あやかしや異能が当たり前の世界で描く源氏物語サイドストーリー。
秋好中宮の物語です
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!現代に綴られたこの古典は奇跡じゃないかと思える
お願い! 紫式部さん、読んでください!!
この方の作品を拝読するといつも思うことです。
源氏物語の登場人物ひとりひとりにスポットをあてて綴るサイドストーリーです。
今回は秋好中宮。
源氏物語ではサブキャラなのであまり多くは語られない彼女ですが、当然彼女にも彼女の人生があり、彼女の想いがあります。
娘として見ていた母親の六条御息所と源氏の恋
養父としての源氏への感情
嫁いだ相手、冷泉帝への想い
どれもさもありなん、きっとそう想っているに違いないと確信してしまいます。
そんな彼女の心情を母に縁のある秋の風景に重ねて綴る雅な物語。
作品タイトルが素晴らしくて感嘆のタメイキです。…続きを読む