現代に綴られたこの古典は奇跡じゃないかと思える

お願い! 紫式部さん、読んでください!!

この方の作品を拝読するといつも思うことです。

源氏物語の登場人物ひとりひとりにスポットをあてて綴るサイドストーリーです。


今回は秋好中宮。
源氏物語ではサブキャラなのであまり多くは語られない彼女ですが、当然彼女にも彼女の人生があり、彼女の想いがあります。

 娘として見ていた母親の六条御息所と源氏の恋
 養父としての源氏への感情
 嫁いだ相手、冷泉帝への想い


どれもさもありなん、きっとそう想っているに違いないと確信してしまいます。
そんな彼女の心情を母に縁のある秋の風景に重ねて綴る雅な物語。
作品タイトルが素晴らしくて感嘆のタメイキです。

この作者さまには紫式部が時を超えてのりうつっているんじゃないかと思ってしまいます。

まさに『源氏物語』サイドストーリー。
源氏物語をご存じない方にもひとりの女性の物語として楽しめますが、源氏をご存知の方にはこの世界観は堪らないはずです。他のキャラクターのサイドストーリーも秀逸ですよ。

できれば本作のヒロイン秋好中宮の母親である六条御息所を描いた作者さまのサイドストーリーをお読みになられるとより今作の晶子の気持ちに添うことができるかと思います。


☆ながめせしまに(真夜中 緒さま著)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881886280

☆いまひとたびの(真夜中 緒さま著)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882515359

とにかく素晴らしい「真夜中源氏」の世界に浸ってみてください。