「リドルストーリー」を含む小説

「女か虎か」というリドルストーリー（結末のない物語）を元にした話です。数年前に書いた話を引っ張り出してきました。 普通に純愛が書きたかったので思い切り書き散らしたら、読む人全員…

　クリスマス記念ショートショート作品。 　本作品は本格ミステリではありませんが、広義のリドルストーリーではあります。 　ただし、この謎はあくまで「解釈」してください。 　絶対に…

挫折を繰り返しながら生きてきた菅原陸は、山での自殺を決意する。 死の直前、大野という男に声を掛けられ、渋々応じることに。 この出会いが、彼の人生を大きく変えることになる――。

ふかし煙草の大工のもとに、ずんべらぼうがやって来た。

<KAC2024「ささくれ」参加作> アタシはいつだって、自身の完璧を追い求めてきた。 周りから啜り泣きが聞こえてくる時でさえ、些細なささくれが気になるほどに。 アタシたちの結末…

創作三国志。もしもの話、劉備の妻の麋夫人が井戸で死なずに生きていたらという短編です。

縁結びで有名な神社に爆弾が仕掛けられ、大量の死傷者が出るという惨事が起こる。 しかし、それはデートスポットを狙った連続爆破事件、通称『リア充爆発事件』の始まりに過ぎなかった。 …

作家、飯田太朗はある日、編集者の与謝野明子から「『茶わんの中』の茶わん」を受け取る。どうもリドルストーリー『茶わんの中』に出てきた茶わんらしく、これに茶を注ぎ飲み干すと……？

ふわっと ほっこりと ゆったりと

中学生になって初めて好きな人ができた“僕”は、バレンタインデーに合わせた学校行事で、相手の鈴木さんも自分のことを好きなんじゃないかと自信を持つ。ホワイトデーに自分の方から告白しよ…

亜子は近郊の町から都内にある会社に通勤している。リモートワークがなくなり、久しぶりに出社すると上司から面倒な仕事を頼まれた。残業して戻ると時計はもう１０時を回っていた。自宅近くの…

　彼女は“キモチワルイ” 　取るに足らない情報番組を消して、意気揚々と出かける気持ちの良い朝。 　にゅろ……。　日常は這い寄る音に埋め尽くされてゆく。 　気持ち悪さとは何か？　…

魔人の力は強大で何人もの勇者さえ歯が立ちませんでした。その悪行を知った神が魔人を懲らしめようとするのですが、果たしてどうなりますか…。

小学6年の僕は、2年間家庭教師をしてくれている女子大学生の“ 千明先生”に恋をした。 叶わないと分かっていながらも、止まることは出来なかった。 たとえそこに、甘みのある青春…

家老の家に殴り込んだ信三郎は、切腹を申し付けられる。しかし、なんだかんだと言い訳をして友人の清四郎を身代わりに牢から出ると…… 走れメロスを基にしたショートショート。 …

掴みどころのない"彼女"と"僕"の放課後の一幕を描いた掌編リドルストーリー。あなたはどっちだと思いますか？ 習作なので感想頂けると嬉しいです。

何となく大学の授業をサボったある日、『それ』はやってきた。 読んだときの心理状況や捉え方によって結末が違って見えます。お楽しみください。

ふと気づけば、男は無人の駅のホームにいた。 山間の、小さな駅。見覚えのないそこに、覚えのないまま立ち尽くしていた。 見上げた空は茜色の夕暮れ。しかしどれだけ時間が経とうと、その…