「ポーチ」を含む小説

「ねぇ鳴亜梨ちゃん、なんか面白いことやってよ」 　わたしの提案に、鳴亜梨ちゃんは顎に手を当てながら言った。 「いいけど……小道具の使用はあり？」 「問題ないよ」 「そっか、ならい…

あたしの誕生日なんて、何の価値もないと思っていた。 創作企画twilight-story（トワスト） 第13回「忘れられないプレゼント」参加作品です。

メイクに興味はあるけれど手を出せない私の前に、それは転がっていた。それに手を伸ばし、こっそり持ち去り、勝手に使う。その行動が私の人生を大きく変えるだなんて、その時の私は思っていな…

家の鍵を入れていた、布製のミニポーチ。淡いピンク色のポーチの表面に、いつからか赤いしみが浮かんでいき……

防災ポーチを持ち歩いています。407グラムの安心。大したものは入っていないですが、帰宅困難者になった時は役立つと思います。 天川さんの自主企画【災害と防災を考える】✨反実仮想力…

主人公の翔は死んだ父の遺産を思い出し、魔法のポーチと出会う。 なんとそのポーチは全てが手に入る名前の通りの魔法のポーチだった。 平凡で人生に希望を持たない主人公であったが、ポーチ…

コンテスト応募作品でなので切りの良いところで終わってますが、長いプロローグだと思って楽しんでください。 ある日、いつものようにお昼休みに図書室へ向かった小学六年生の少女ユナは…

「……ここは、どこだ？」 渋谷駅へ向かって歩いている途中、突然、見知らぬ森に迷い込んでしまった男子高校生、掵木燐太郎（はばきりんたろう）。 スマホを確認すると、記憶に三十分以上の…

優秀だったがワーカホリックで自分の人生は失敗だったと落ち込む大賢者は、女神の計らいで辺境伯の三男坊として転生する。 しかし、スローライフを目指すあまり、無能を装ったがために暗黒の…

薄暗い部屋の中央に少女の遺体があった。腰に巻かれたポーチの表面にはピンクの糸で『秋奈』と名前が刺繍されている。 遺体の側ではボロ布のような服を着た少女が仁王立ちし、軍手をはめた手…

あと数日で年越しという日、大掃除の途中で発見した穴。 勝手口のポーチに付いている一段だけの階段に、ぽっかり開いていた穴には、 たっぷりの水が揺れていた。 ＊排水管を洗浄する話…

　小野原陽佳は僕の幼馴染。 　幼稚園の頃に僕の家の隣に越してきてからの付き合いだ。 　おっとりしていて優しい陽佳。そんな彼女のことが僕は大好きだ。けど、高校生になって陽佳がお嬢…

辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。 こうして大賢者は魔物の力を次々…

3年前に妻を亡くしたウィル 大学時代の同級生のシンディは献身的にウィルを支える

クリスマスになると彼女を思う。 「元気かな？」「ことしはなにを贈ろうかな？」 ３３年間、いろんなプレゼントもらいましたね。 絵本、チョコレート、手袋、ケーキ、ポーチ、ランチョンマ…

【web短編賞応募作】

交通事故により標準装備(携帯、財布、化粧ポーチ)で異世界に放り出された瀬川結菜（せがわ ゆいな）。 そこで出会ったのは奏幻国(そうげんこく)でも一、二を争うほどの名門貴族当主、鳳…