「お雛様」を含む小説

千佳は、雛人形がお内裏様とお雛様の男女の番であることに、今年になって初めて気が付いた。 彼女は成長していく自分の肉体に気色の悪さを感じていた。 ☆本作は「小説家になろう」にも投…

ある日に、お雛様はダンボール箱の中で目覚めた。 お雛様はお内裏様が苦手である。 そうこうする内に、ひな祭りの日がやってきた。 外に久々に出られたお雛様は？

訳あって女性同士で子育てすることになった同性カップルと、その子どもの物語です。 ※更新ペースはとてもゆっくり不定期です。 ↓のお話とつながってます。 「n回目のバレンタイ…

お雛様テーマのお話。 ※知人と同テーマ、似たタイトルで書く企画作品です

毎年ひな祭りには、ぬいぐるみ達がどかされて雛人形が飾られる。 ワニっぽいぬいぐるみの僕は、キレイなお雛様を見上げるのが好きだった。 ある年のひな祭りのあと。 ぬいぐるみは雛人形と…

おひなさま、可愛くて、キレイで、おしとやかで……。そんなおひなさまじゃないと、ダメですか？

「雛さまの船に乗る」から四年…… お雛さまを三回飾った。 母はお雛さまの御祈祷をお願いして、人形供養をしてもらうことにした。 わたしは心からほっとする。

憎い憎いお雛様。捨ててやろうと橋下に向かった私であるが、背後より声を聞く。 彼は女方の歌舞伎役者であった。

人の病や災いを代わりに受けて祓ってくれる「形代（カタシロ）」—— ひな祭りのルーツとも言われる古い風習になぞらえた、一つの昔語り。 お人形遊びが大好きな、小さな女の子と、 女の…

二人で一対の鬼の末裔葵日と椿は、互いに互いが気に食わないながらも、コンビを組むことが宿命づけられていた。 そんな二人は、修行の一環として、とある少女の護衛をすることになった。

母が幼い頃に買ってもらったという豪華な雛人形。飾るときはいつも自分一人でするぐらい大切にしている。つまり宝物だ。それを私は、この後、母がいなくなった隙に壊してやろうと企んでいる。

　女児が産まれしその家に 　御祝として贈られる 　目にも麗しお雛様 　健やかめなる成長を 　見守る使命を背負わされ 　年に一度のお披露目を 　今や遅しと待ち侘びる 　女児に災いあ…