何と申し上げればよろしいのでしょう…
タイトルからして、主人公の名前からして、もうツッコミどころ満載!…
の、世に異世界作品の有り方を問う?!…訳ではないと思われますが、佳作です。
書き出しからとてつもない事を書いてしまいましたが、文章はユーモアとセンスに溢れとても読みやすい。
内容もスルスルと頭に入っていきます。
主人公の名前は何で「ヨーイドン」なのか?
直ぐにわかります。
お雛様って何なのよ?
それも読み進めていくうちにわかります。
土岐様の作品群には「そう来たか!」と毎回度肝を抜かれているのですが、こちらの作品も3回目ぐらいの「そう来たか!」です。
異世界って難しそう、ゲームもあんまりやった事ないし…
そんな方にも、いえ、そんな方にこそお勧めしたい作品。
主人公ヨーイドンをはじめポップなキャラデザも👍👍
是非、近況ノートと共に御覧ください!
このカオスな世界。読み進めるごとに癖になります。
ヨーイドン(人の名前)たち冒険者一行が、ファンタジーな世界で大活躍するストーリー。
序盤から仲間にいるリザードマンの「体の性質」に関し、仲間内から強烈な「言葉攻め」が行われるのが特徴です。
そして現れるモンスター。炸裂する呪文。
なるほど、「たしかにこの呪文」ならば、鶏系統のモンスターには特効がありそうだと納得。
そういう言葉遊びが多数登場し、クスっと笑える瞬間が数多く出てくる作品でした。
RPGな世界でひなまつりというカオスな感覚。この世界観はまだまだ広がりがありそうなので、この先もシリーズで続けられそうだな、と強く感じました。