「「第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞」」を含む小説

邪祓師の卜部と助手のかなめ。 二人が待つ心霊解決センターには他所で匙が投げられた難解で陰湿な依頼が舞い込んでくる。 ある日、事務所に袴田という一人の男が尋ねてきた。 袴田は旧…

残暑が残る暇を持て余した連休に向け連載『船の謳』を開始しました。 さつきとたくみのその後の物語。災害級の霊に取り憑かれて帰って来た大学の先輩が助けてくれと言い出した。あなたならそ…

児童虐待、家庭内暴力、快楽殺人、いじめ、ストカー…、ごくごく普通の幸せな家庭を襲う突然の悲劇。逃れようのない袋小路、はらわたをねじられるような苦悶。自身は何も悪くはないのになぜこ…

10月31日 山奥の別荘 人の顔をした大きなカボチャ ドクロのルームランプ 魔女のコスプレ 大学の友達５人 ハロウィンパーティ 「皆で楽しみだねって話してたのに」 部屋 血だ…

――この村は呪われている。 十七年前に起きたヒ素混入による無差別殺人事件。 「毒蛇女」と呼ばれた被告人は、一度たりとも自白をしないまま、死刑台に沈む。 しかし、死刑執行は、…

交通事故により、5歳の涼宮茜《すずみやあかね》は両親を失い、昏睡状態に陥りました。 彼女が1ヶ月後に目を覚ました時、不思議なことに前世の記憶を取り戻したのだ。 その記憶の中では、…

心霊ホラーを扱う動画チャンネルに投稿された1通の体験談。 そこにはツナラと呼ばれるモノを食べて失踪した夫の話が記されていた。 フリーライターの久住ヒロはツナラという言葉に興味…

高名な映画コレクターの佐山義之氏が亡くなった。日比野恵の働く国立映画資料館の元にその一報が入ったのは、彼のコレクションを極秘に保全してほしいという依頼が死去当日に届いたから。彼の…

大原警部と新米刑事の新居刑事が事件解決に挑む。 のんびり系の大原警部と行動派の新居刑事のコンビ。 二人の活躍にご期待願います。

　高校の友達である萩原大輔から誕生日プレゼントとして『不知火館』で行われるミステリーイベントに参加したミステリー好きの白井雄吉。自分と同様の面々が集まり楽しくイベントをこなし、二…

人類を襲う異形の怪物が現れてから数年。終末の世界となってしまった世界を旅する主人公。そんな主人公たちが到着したのは、高い壁に囲まれた土地であった。その壁の中では、十人の男女が暮ら…

大学三年の夏。長期休みを利用して実家のある国蒔市へと帰って来た僕は、町の様子にどこか違和感を覚えていた。 優しい母親、どこか頼りない父、仲の良い昔馴染みたち。何も変わらないはずだ…

どこにでもいるような少女。どこにでもあるような町。どこにでもあるような日常。 それに疑問を抱いた時、不安の足音はどこからか聴こえてくる。 例えばそれは、波風に乗って。

【第44回横溝正史ミステリー＆ホラー大賞 / 『カクヨム賞』受賞作品】 【あらすじ】 農水官僚である谷原は、監査のために埼玉県の山奥、朝比町へと立ち寄った。 その地では雷に神が…

あるところに閑静な住宅街があった。 ベッドタウンでありながら、自然に溢れていて、都会の喧騒もここまでは聞こえてこない。 この閑静な住宅街の、緩やかな坂道を登り切った、街中を一望…

小学生の時に出会った探偵に憧れ、自らも探偵を志す事にした七崎霜二。二十年後、探偵となった彼は、友人である高野弁一に呼ばれて彼の研究所を訪れる。そこで目にしたのは、弁一の作り出し…

二メートルと超える身長。若いのに黒一つ無い白髪。その容姿から『白髪探偵』の渾名を持つ五鶴神煌月（ごかくがみ　こうげつ）。 警察からも頼られる彼の元に、リアル脱出ゲームの招待状が届…

　1998年、16歳の鈴原健介はマンションの屋上より飛び降り自殺を試みるが、奇跡的に傷ひとつない状態で病院へと運ばれる。翌日、体に何の異常も認められず退院した。だが、翌年の199…

いくつかの御伽噺、ある一人の少女、ある一人の可哀そうな少年たちの物語

あたしたち、あたしはユリア、アタシはキーラ。国政の重鎮ＡＴの思いつきから始まり、段田南海市長に引き継がれ、あえなく破綻した子どもプロジェクトの最後に残った二人。引き取り手がなく十…