「七」を含む小説

　以前より五・七・五で俳句や川柳のように怪談あるあるを綴る〝怪句（※川柳が一時期「俳風狂句（略して狂句）」と名乗っていたのに倣い「俳風怪句（略して怪句）」）〟なるものを 『俳怪…

【演劇台本】 時は大正八年、月が不気味に輝く帝都・東亰。 主人公・橘千歳は、親友・香与と共に5年前に失踪した姉・凛に思いを馳せていた。道中、香与とはぐれてしまった千歳は月に狂わ…

　東洋学者・竹中芳視（1895-1945？）。円歴帝の後宮生活を記録した『東洋異聞』の発見・紹介など乾朝史研究に大きな足跡を残しながら、戦時下に論壇を追われ終戦間際に失踪を遂げた…

――この宇宙には、種族の異なる七つの「人類(ヒューマン)」が棲んでいる。 地人族(アーシアン)、森人族(エルフ)、聖人族(セイント)、竜人族(ドラゴン)、巨人族(ティターン)、獣…

通勤や散歩で近所を歩いていて出会ったもの、感じたことを五七五にしてみました。

当初６歳の息子がスケボーを始め、一緒にやっているうちに自分自身も夢中になった、でも息子の上達には引き離されたばかり……そんな父親の五七五エッセイです。 季語の有無は問わないとのこ…

上述の五七五にはまだ続きがあるのでぜひみていってください〜

十七音ではある

【30分小説】北斗七星 （2010初稿・2023改稿）

俳句を詠んでみました。慣れない俳句づくりですが、言葉の選択、情景の観察などに注意しながら紡ぎあげた十七音となっています。言葉との「親交」を含め、描いた「光景」。今それが混ざり、「…

英雄として讃えられる七体の竜 忌むべき存在として伝わる七人の魔女 それらの転生者として生まれた十四人と 彼らを取り巻く者たちの運命が 大きく交錯する──。

戦国時代の九州において、大友氏、島津氏と並んで三強の一角にのし上がった龍造寺氏。 ここではその威勢拡大の転機となった、有馬氏との決戦──丹坂の戦い（丹坂峠の戦い）について描きます…

七月七日、七夕の当日。川上と里の二人を中心に企画された七夕会の準備は騒々しく進行していく。

【G’sこえけん】入院中で体の動かないあなたは、王子様みたいな話し方の『自称』妹さんにめちゃくちゃ面倒みられ可愛がられてしまう。 でもその『自称』妹さん、ただの兄妹とは思えないぐ…

七夕企画に参加させていただくものです。 織姫と彦星のそれぞれの心境を短歌をショートショート風にしました。 よろしくお願いします 深夜スタート後、朝・昼・夜と続きます。

たった七年 もう七年 両親はろくに家に帰らず、お互いが浮気をしている。 私の存在は忘れ去られているようで…… 十二月二十六日 小林 奈美にとって十五歳の誕生日を迎えた日でもあ…

※物語最後までのネタバレを含みます。 「あなたの顔が好きなの。でも性格と振る舞いは下品で意味不明で大嫌い。だから他人を演じて、私と付き合ってくれないかしら」 「ぶっ殺すぞ」 名…

岬の上に建つ私立寺桜院学園高等学校。十三年前に起きた連続殺人事件の真相を明らかにするため、新聞部員十文字茜は叔母の手記を手に、部長の剛泉と共にある男の元を訪ねる。

七夕祭りの日にだけ会える、男の子。 毎年七夕祭りがおこなわれる地元に住んでいる舞は、小さなころ、両親と祭りに参加し迷子になってしまう。 慣れない浴衣で転げて、痛みと心細さで泣き出…