「短編もの 万人向け」を含む小説

私は美人である。 幼い頃から今まで、私自身を知ろうとしてくれた人はいなかった。 台風のように現れたあの人との出会いで、私が見つけた本当に欲しかったものとは。

1000字程度の短編です。手持ち無沙汰な通勤にどうぞ。

これは、『私』の三十三年の半生を綴った物語だ――。 『私』は奇妙な家庭に生まれ、ほぼ選択肢のない『必然』を選び、そして発狂する。 幼稚園の記憶から辿って、精神病棟への入院、大学卒…

「なあ、マー君」 「ん？」 「ずっと見てくるよね、あのおじさん」 「えっ、ごめん目悪くて何も」 「そか、気味悪いからもう行こ！」 「うん」 「…なあ、マー君」 「んっー？」…

美しい朝日をみながら書いていました。 140字小説。1話完結なのでどれからでも読めます。 現代ファンタジー中心。

今日もずっと目を瞑る。寝ている訳ではないけれど。現実、過去、将来、嫌な事から目を瞑る。

年に一度、願いが叶う日。天の川が流れ、星が皆の願いを照らす。しかし、私の七夕は、世間と相反するものだった。

夏休み初日、いつものように神社の境内に集まってセミの鳴き声を聞きながら遊んでいた。『神社でかくれんぼをすると神隠しに遭う』これは昔からの言い伝え。ちょうどその日、一緒に遊んでいた…

アラームが鳴る前に目が覚める、すこし奮発して買ったダブルベットの上、スマホの充電プラグを引っこ抜いた。やはりこの部屋は一人で住むには広すぎるようで、もう使っていない部屋の入口付近…

私は世界がパステルカラーに見える。 あの子は世界がモノクロに見える。 同じ世界にいるはずなのに、別の世界にいるみたいだ。 それでも目の前の、どこまでも広がるこの「青」は2人の目…

送り犬を知ってるかい？ 山道になると山犬がひたすら後をついてくるんだ それはとても暑い日。 涼を求める彼らにダンタリオンは怪談を持ちかける。 嫌がる秋葉たちを見かねたのかそれと…

部屋から出ることができない主人公ソラは、毎日をボーッと過ごしていた。 その生活に不満は無かった。特にやりたいことも無いからだ。 そんな変わり映えのない日々を過ごしていた彼のもとへ…

君達は願った。 救済を。 報復を。 罰を。 手段を。 皆等しく、「死」に意味を見出してしまった。 この物語の主人公は、貴方。 生きる意味を探す、未熟な少年。この物語の主人公。特異…

Q, 青春の空欄を埋めなさい その問いに答えを書こうとペンを取り出す。昔ならきっと握る手に力は入らなかった。 でも、今なら虚空に誓える。

二つ手紙の物語

つい数日前、自分の実の父親にあった。 その話の内容は私について…。

私は君が好き。 俺はキミが好き。 だけどあなたは違うかもしれない。 そんな不安に一歩踏み出せない女の子と、身近な女の子を異性として意識してしまう自分に戸惑う男の子。 まだまだ思春…

相当昔に書いた、拙い小噺です

フリーのボディガード　神田山カドデ。 彼の元に、依頼人がやってくる。 依頼人は刑事で、彼の命を狙っているのは、かつて捕まえた犯人だった。 しかも、その犯人は特別な力　【生命武器】…

今回はパリスの希望でとある湖畔カフェを目指す二人。 自分とは正反対なパリスを前に、得も言われぬ感情を抱く熊次郎。 でも、結局仲良しならモーマンタイです。