「愛しています」を含む小説

美しい画家、久遠柑菜は自分と同様に美しいものを愛し、美しい息子のことも愛していた。しかし、息子の天音が事件に巻き込まれたことによって柑菜は彼を家に閉じ込めた。 時が経ち、天音は１…

愛していたゆえに、盲目的になっていたのかもしれない。

　共にいるほど苦しみが生まれ、共にいるほど大切なものが壊れていく。 　どんなに好きでも、どんなに愛していても。 　共に幸せを得る未来は、絶対的におとずれない。 　‘’私‘…

※完結済みです。 ※前作「汚泥の花」と世界観を共有しています。続編では無いので読んでいなくても問題ありませんが、先にお目通しいただくとよりお楽しみいただけるかと思います。 三嶋…

自分の地位を理解してる悲しい大人の恋愛。

病んだ心が体を超常的に作り替える、奇病【エス】。 未知のウイルスによるものだとも、免疫機能の暴走だとも言われているそれが、静かに蔓延る現代日本――三十路の青年・巽大和は、雇い主・…

私はたまらなくマツコ様が好きでした。愛していました。貴方が私の罪を被ることなんてなかったのにああ。

高校一年生の葉月　澪は、ごく普通の少女で恋人の皇　蓮のことを愛していた。 ある日、蓮が交通事故にあってしまい記憶喪失になり、澪のことを忘れてしまった。もしかしたら自分のことを思…

家族の事を顧みないママを私は大嫌いだった。でもパパは、 ママに何があったのか、その秘密を私は知らない方が良かったのかもしれない。

その男はかつて誰よりも純真だった。 悪を挫き、正義を成す。 助けを乞う者がいれば、自身の身を削ってでも助け、 悪を成す者がいれば、自身の心を削ってでも退けた。 そんな男は…

優奈は同級生、祐樹の奴隷だった。それほど彼を愛していた。 彼の愛を１００％受け入れるために、避妊具を手に入れようと思う。けれどそれを買うのは、とても恥ずかしいことだった。恥ずか…

　扉の隙間から妹の部屋を覗くと、そこには婚約者と妹が裸で体を重ねていた。 　黒髪で地味な聖女は妹に婚約者を寝取られた。 　その後、子どもを懐妊したと告げれる。 　自ら命を断…

変わらない愛などあるのだろうか あると信じたいので書いてみました 短編で１話完結です

臭い霊柩車がドアの前で止まり、天井からビー玉がぶつかる音が聞こえ、廊下を誰かが行ったり来たりしており、隣の部屋で何かが切られているようだった。寝室のドアの鍵がわずかに震え、バスル…

とあるところに2.5次元俳優の夫とそのアニオタの妻がいた。 そもそも2.5次元俳優とはアニメやゲーム、漫画などが原作の舞台のことだ。 夫は妻のことが世界で一番愛していた。 しかし…

そして、瞳は金色だ…私の愛していた色が、悪い意味で変わってしまった。 身体のあちこちに包帯を巻いてる。 わかる、自己回復をパッシブでつけているけど、壊れていってる。 ブラウニーが…

彼女が私に意識を向けたときには、何もかもが遅かった。

「お前を抱く気はない」新婚初夜で、イルザは夫となるアルフォンスからそう言われ、「お、おう……」と言うしかなかった。イルザは前世の記憶を持つ転生者。悪役令嬢になる定めの彼女は、断罪…

フルーゲル王国の端っこでひっそりと暮らしていたレジーナ。母親ローランはレジーナの魂とフルーゲル国の王女となったアンナの魂を入れ替え、レジーナに王国を統治するように命じる。 おかし…