「万人向け 高校生」を含む小説

古風で厳格な両親に育てられた小日向彼方（こひなた　かなた）は もう高校生だというのにスマートフォンすら持たせてもらえず、憂鬱な学校生活を送っていた。 親への連絡手段は、決まって路…

　変人でボッチの高校二年生である谷上遊馬は、風紀委員長こと花野井美澄に思いを寄せていた。 　しかし、付き合えるなどとは当然思っていない。 　なんたって彼女は教員も引くほど厳格な…

「お菓子買ったんだけど……食べる？」 「……！食べる！」 普段はこの世の終わりかと思うぐらい目が死んでるのに、お菓子を食べるときだけ生き生きする島来輝（しまらいき）君。 私は…

高校生の安彦梨々(あびこりり)は、幼馴染の小川真人(おがわまさと)に片想いしている。 学校帰りに公園で絵を描く真人を、陰ながら見守るのを日課としているが、親友である浅長玲香(あさ…

ある日、僕は唐突に出会う。彼女は優しい声でこう言った。 わたし、生まれ変わったらちょうちょになりたい 。 ちょうちょが出会わせてくれた彼女は足が動かない。 そしてだんだん…

雨が降り続く世界で"私"が出会ったのは、空色の鳥だった。

全身を覆うは、寒冷地仕様と言わんばかりの柔らかくも密度の高い毛。与えられたのは、他の同種より大きく立派な身体。その姿は、何も知らない者が一見すれば、鋭い爪で全てを切り裂く気高い獣…

東京に住まう高校3年生である【緑野大地(みどりの　だいち)　モンスターオタク18歳】とその彼女【深寺京子(ふかでら　きょうこ)　歴史オタク18歳】のオタクバカップルが送る、とある…

"それ"は毎年夏に開催される。 約2年半の軌跡がその10分に込められる___ 私達の、かけがえのない青春であり、一瞬だった。

　普通の高校生の香帆は今日も友達の萌々と一緒学校から帰っていた。しかし、いつもの別れ道にやってくると萌々は突然後ろにいるストーカーの男に気づく。やがて、2人は、男から逃げるために…

『電脳遊戯部』所属のごく普通の高校二年生・遊馬瑛（あすま・えい）は、ふとしたきっかけから異世界《ラッテラ》へと召喚されてしてしまう。そこは人間族と魔族の生き残りを賭けた戦いの真っ…

どれだけ頑張っても、簡単に自分よりも高い点数をとるあいつに泉 良太は嫌気がさした。気晴らしとして、深夜の公園に行くことにする。すると、その公園でとある女子に出会い、話をすることに…

カレーが大好き！と言うのが恥ずかしい思春期ど真ん中の男子高校生。 「もっと、好きと言ったら格好いい食べ物がいい」と片腹痛いことを考えている彼は、腹ペコの状態で何を食べるのか！？

※この作品は、『自殺しようとしている国民的アイドルの幼馴染に「お前の何にでもなってやる」と言ったら、次の日夫になっていた件。』のSIDEストーリーです。 これは、一人の男―――…

こちらのお話は三題噺のお題メーカー様に出していただいた三つのお題、「晴れ」「風船」「バカな記憶」を使って書かせていただきました。 空を飛ぶことに憧れる主人公、汗と涙、そしてコバヤ…

専門学校の課題で書いたエッセイを加筆修正したものです。 あたしは他の同年代の人より、かなり濃い人生を歩んできたと思います。それを知ってもらう為に、そして自分の気持ちを整理する為に…

教室が嫌いな高校生たちの、真の対話。

　僕には日向という幼馴染がいる。幼稚園の頃からずっと一緒だった僕達は、高校に入ったあとも仲睦まじい関係を築いていた。 　でも、僕達の関係はある日突然変わってしまった。 　もう二度…

美術高校に通う姉は、高校ではクールを演じていて家ではヘン。。。姉のヘンさを暴露したい妹がブログ風に書いていく話です。

　消費するだけの無味乾燥な日々を送っていた、『顔だけはいい』女子高校生・宮戸波瑠名は、彼氏に振られた直後に、同い年の美術科高校生・小鳥遊亜都に突然声をかけられ、絵のモデルを頼まれ…