学校で教えない学校教育のこと

がくまるい

係活動

1.係って難しい

 係活動がとても面倒とか、つらいとか、意味わからないとか思う人もいると思います。

 もちろん、何も思わないとか楽しいという人もいるでしょう。


 面倒とかつらいとか思う人、私も小中学生の頃はそうでした。

 そして、大人(20代)の私が振り返っても、係のような継続的にプレッシャーのかかるようなことは、他にあまりありません。

 それくらい、社会の中でも異様な役割だと思っています。


 継続的にプレッシャーがかかる、とはどういう意味か。

 それは、常に係というクラスの仕事を気にしなければならない、ということです。

 仕事を忘れてしまうと、先生やクラスの人からしかられたり、同じ係の人に迷惑がかかったりします。罰がある場合もあるかもしれません。


 勉強のことを考えていて、係を忘れてしまうこともあります。

 休み時間夢中で遊んで、給食当番や日直など別の仕事があって、係を忘れてしまうこともあります。

 あまり出番がない係なら、自分がその係であること自体を忘れてしまうこともあるでしょう。

 係によっては、仕事の内容が意味がわからない、誰の役にも立ちそうにない、ということもあります。


 今、係を面倒とかつらいとか思っている人に、まずその気持ちは何もおかしくない、ということを伝えたいと思います。

 次回から、係活動の意味や目的、なぜ難しいのかについて解説していきます。


(2.係は学校やクラスが違えば違う につづく)

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